昨日から急に暖かい陽ざしが春を呼んできた。庭の鉢から セツブンソウも白い花弁のような萼片をお日様に向かっていっぱいに広げた。
透通ったような白い萼 青い葯の雄蕊 薄紫の雌蕊 それを取り巻く黄緑色のY字型をしているのが花弁で 奥に蜜をためているようだ。 細い茎を取り囲むような刻みの深い根生葉の中からたった一輪花をつける。高さは今は3㎝ほど。 ローンのブラウスをまとった幼い少女のような花だ。
昨日から急に暖かい陽ざしが春を呼んできた。庭の鉢から セツブンソウも白い花弁のような萼片をお日様に向かっていっぱいに広げた。
透通ったような白い萼 青い葯の雄蕊 薄紫の雌蕊 それを取り巻く黄緑色のY字型をしているのが花弁で 奥に蜜をためているようだ。 細い茎を取り囲むような刻みの深い根生葉の中からたった一輪花をつける。高さは今は3㎝ほど。 ローンのブラウスをまとった幼い少女のような花だ。
昨夕、買い物の帰りに東の方を見ると 金剛山の山頂付近は樹氷が夕日に照らされて赤く染まっていた。明朝は冷え込むが 天気はよさそうだ。明日は絶好の登山日和になるな、、、、、、。久しぶりに金剛山の樹氷を見に行くとするか。
8:30登山口到着。草地には霜が見えるが雪は全くない。 山頂は樹氷に覆われているだろうか? と心配になる。 一人でいつものつつじ尾谷を上ることにする。この谷筋は 滝が凍結するのでそれを楽しみにしている人も多いようだが あまり登山者は見当たらない。歩き始めて30分ぐらいでようやく 雪の道になるが 例年より雪も氷も少ない。一の滝、二の滝 まで来ると 太いつららや 水しぶきが凍ってガラスの芸術作品を生み出していた。 ここから上は植林の中の尾根道がルートだが 人工林のなかは暗くて楽しくないので 自然林が最後まで続くこの谷を詰めていく。源流付近まで来てやっと青空に映える樹氷が見えたが あまりの好天気に 樹についた氷がパラパラ落ちてきて どんどん溶けていく。 山頂に着いたのは11:00。疲れ切って足がよろよろだ。 樹氷はすっかり溶けたのか 美しい霧氷の世界は見られないが 10センチぐらいの積雪が「白い世界」を作り出している。 お宮の裏の人気のない登山道で昼食とする。熱くて甘い紅茶がおいしい。 帰りは 急なわさび谷を1時間ほどで下り、帰宅。 くたくたに疲れた体はなかなか回復しなかったが まあ 金剛山を往復できたので良しとしよう。
ひしぶりにいで湯で ゆっくり手足を伸ばしたいと思っていたら NHK深夜便で十津川村からのキャンペーンの案内が耳に入ってきた。十津川村は奈良県の南部にある 日本一広い村で十津川沿いにたくさんの温泉が湧く。4年前、東日本大震災が起こった年 台風23号による土砂災害で 山が崩れ大災害となったところだ。村を南北に貫く川沿いのR168も各地で寸断して通行ができなくなったが 今ではだいぶん復興して 昨年からいろんなイベントで復興をアピールして 観光客を誘っているのだ。村内の温泉すべてが「源泉かけ流し」宣言をしてから10年、今(2月中) 村営の温泉(ホテル昴を含む4か所)が無料で入浴できるとのこと。探したい花もあったので、早速出かけた。
「紀伊山地の霊場と参詣道」が世界遺産になって この広大な地域がいろいろと整備され、楽しくなった。古くは平安時代の西暦900年ぐらいから熊野信仰で 日本各地から参拝され 「蟻の熊野詣」と呼ばれたように大勢の人が 山深い熊野三山にお参りした。そこへの道はいくつもあるが 高野山から熊野本宮への「小辺路」はいちばん険しく、今では歩く人もほとんどいないが それだけに当時の面影が色濃く残っているところが多い。5年前にこのあたりで 早春の花を探したが 群落は見つけられなかったので、今日(15日)は暖かいので リベンジしてみようと、山深い山村に車を止めて 吊橋を渡り 細い山道を歩いて行った。
前に見つけた「コセリバオウレン」は なかなか見つけられない。あきらめかけて戻ってきたが ちょっと脇道に入ると ところどころにかわいい小さな花が見つかった。もう少し歩くと、・・・・・ たくさんの花が 道端に咲いていた。あった、あった!! 河内長野でも見れるセリバオウレンに比べて うんと小さい。とりわけ 葉は パセリのような小さい葉だ。誰も来ない細い道に 次々と案内するように咲いてくれていた。 以前 友人からこの五百瀬の地に バイカオウレンの群落があると聞いたが 見当がつかないので 温泉へ急いだ。
湯泉地温泉を通り越して 自宅を出発から十津川温泉まで 約3時間でホテル昴に到着。昼食を済ませて入湯。こじんまりした湯船だが とてもいいお湯でゆっくり 手足を伸ばした。ここは 紀伊山地の果無(はてなし)山脈の北側にあり 小辺路が通っている。よく聞く「果無集落」まで車で行けると聞いて 細い山道を登って行った。[天空の里]と呼ばれるこの集落は果てしなく続く山々を見下ろし 数軒の民家の軒下には 古来から往来した石畳が道案内してくれている。ちょっと脇道に入ると 念願のバイカオウレンがあちこちに白い花を咲かせている。咲き始めたばかりでとてもきれいだ。ここから 小辺路は果無峠を超えて熊野本宮へ続くそうだが4時間ぐらいかかるようだ。今日はとても無理だ。ほかにも行きたいところが目白押し。二津野ダムには 2000羽ものオシドリが飛来してきているそうだが、先に玉置神社へ行ってみよう。ここに玉置神社があるのは以前から知っていたが、神社にはあまり興味がないので行ったことがない。くねくねとした山道をどんどん上る。道路わきには積雪が見える。 玉置山の山頂近くにある 最古の神社だそうだ。標高1000m、うっそうとした山の中に 大きな古い社が何棟もあり 巫女さんも座っておられた。ちょっとお神酒を頂いて、、、、と。私の名前の由来である瀞八丁にも寄りたかったが 夕暮れが迫っていたので、今回は断念して オシドリも見ることなく 帰路にある湯泉地の滝の湯へ。あたりは暗くなっていたが 急ぐこともないのでここで もう一度お湯で温まって 帰路に就いた。 いい一日だった。
小辺路・果無集落
三浦口のコセリバオウレン と 果無集落に咲く バイカオウレンです
1週間ほど前、猛烈寒波に体が凍ってしまったが 寒さが少し緩んだ日に 孫たちと金剛山に雪遊びに行った。麓はほとんど積雪はなかったが ロープウエイで山頂駅に降りるとあたりは雪国。子供たちは大喜びで一日中雪遊びに興じた。私一人だったら アイゼンをつけてサクサクと雪山を楽しんだのに、今日は 見守り隊兼食事係。 ガスボンベでお湯を沸かして ラーメンやココアを作って温かい飲み物提供する。
立春が過ぎても極寒の日々が続くが 庭の鉢植えのセツブンソウが芽をだし、やっと開花目前となった。10年ほど前に篠山の自生地で 地主のおばあさんが種を取ってポット苗にして売っておられたのを求めてきて 今では毎年ぎっしり花をつけてくれる。まだ寒さ厳しいころ、土の中からポツポツと 花首をもたげてくる。自生地は石灰岩のところが多いようだ。近畿地方でこの花が咲くのは 鈴鹿山脈の藤原岳、御池岳、伊吹山やその山麓や 丹波地方、などが知られているが 他には知らない。 とても可愛い花だ。数日すればしっかり開花するだろう。
庭の片隅に 蕗の薹も顔を見せている