最近子供の声を聴くことが少なくなった。 私の住む住宅地、約500世帯の昨年度の自治会から支出した小学校入学卒業祝いがなんと1,000円となっている。入学、卒業併せて一人しかいなかったということか? 何かの間違いだろうかとまで思う。 少子化と言われて久しいがここまで子供がいないとは。 この住宅地は特別なのか? とも思うが 隣の住宅地を歩いてもどこも静まり返っているように思える。我が家も、ご近所もひっそりしている。子供たちが大きくなって この自然豊かな地から出て行った。
GWの子供の日には次男一家が、それに合わせて長男も来るという電話があった。 次男一家は3月にやって来たし、孫たちも大きくなってそれぞれ忙しいので 今年は来ないだろうと思っていたのに急に元気が出て、あれこれ手料理を盛りだくさん。 お昼前、次男一家の車が到着。しばらくして 長男が大阪市内からバイクの後ろに高2の孫娘を乗せてやって来た。大学生の孫は京都でアメフトクラブがあるので姿は見せないが 孫が4人そろってみんな元気そうだ。 それぞれ学校の様子などを話しながらの食事だ。 いちばん下のちびが「公園へ行こう!」と云うと 持ってきたボールなどを抱え、居眠りしている次男を残して飛び出していった。 少し遅れて様子を見に行くと 長男と次男の孫(中1)がキャッチボールをし 小1の孫はボールを蹴りながら走り回ったり 大きなボールをジャングルジムの上にいるお姉ちゃんたちに投げては お姉ちゃんキャッチ! 上の高校生2人は ジャングルジムや 別の遊具の高いところに上って何やら楽しそうに話している。ママは草むらで虫を見つけると たちまちみんなで虫探し。 まあ元気なこと元気なこと。 今日の公園には 孫たち以外は誰もいない。 以前はどこにでもあった公園風景なのだが。
さんざん走り回った後は家に戻って たこ焼き作り。高1のお姉ちゃんは上手にたこ焼きを生み出していく。そのあとは 室内ゲーム。 中1が「おばあちゃんも一緒にしよう」と これまた難しい「人狼ゲーム」に誘ってくれる。優しく丁寧にルールを教えてくれるが おばあさんはなかなか理解できない。 小1は一丁前に 対等に参加している。よくこんな難しいゲームをこなすことだ。おじさん(50歳)も従妹(高校生)も平然と「ジュンペイ!」「リサコ!」と「呼び捨て」にされている。 臆面もなく友達だ。なんとのびのびと成長していることか。 おばあさんは料理担当と おこづかい奮発係だ。 私の友達が言った。「お小遣いをあげれるのもわずかな間だよ。自分で働くようになったらお小遣いなんかいらないんだから」と。 本当だ お小遣いを喜んでくれるのも一時のことだね。
こんな具合に子供の日が過ぎた。