以前は カメラには必ずフィルムをつけなければ 写真を撮ることが出来なかった。思えば 今までにどれほどのフィルムを 消費したことだろう。 ほとんどは フジフィルムの35ミリ、36枚撮りを使ったが 他に コニカとか コダック とかのフィルムも使った。 家族写真などはネガフィルムで写したが 山に行く時は ポジフィルムで写した。 現像されたフィルムを切り離してマウント台をつけて プロジェクターでスクリーンに投影して楽しんだり プリントしたりした。 ポジフィルムは 発色がきれいだったが少々高くついた。
これら なつかしいフィルムの思い出は もう昔の話になってしまった。20歳ころまでの写真は すべて白黒写真だったが 二十歳を過ぎたころからは カラー写真が一般的になった。現像されたネガフィルムは オレンジ色で 目で見ても何が写っているのかよくわからないが ポジフィルムは きれいな風景がそこに焼き付けられている。 若いころ 会社勤めしていた時は「写真部」に入り 教えてもらいながら 白黒写真は 暗室で現像、プリントしたこともあったが カラーの時代になってからは 写真屋さん頼みだった。ネガフィルムはプリントされ アルバムに貼られると そのあとは焼き増しのために少しの間はのこしておくが ほとんどは廃棄してしまった。ポジフィルムは 箱に入って保存している。
今使っているプリンター CanonPIXUS MP960(6年前に購入)では ネガフィルムも ポジフィルム も プリントできる。 ネガフィルムはほとんど残っていないが あのオレンジのフィルムから美しい写真が生まれるのに 感激した。 ネガもポジも プリント及び PCに保存することが出来る。 アルバムに貼ってある写真は プリンターを使ってスキャンすると 小さな小さな写真も驚くほど解像度がよく 大きなはっきりした写真が出来 当時がしのばれる。 たくさんある重いアルバムも デジタル化したいのだが・・・・・時間をかけて整理をしていこうか。
今では 専門家や趣味以外は ほとんどデジタルカメラになって フィルムを使うことはなくなってしまった。 時代の変遷はめざましいですね。