晴れたら野山に出かけよう!

おいしい空気をいっぱい吸って 愛しい花や小鳥に会いに出かけよう

最近読んだ本で感じたこと

2014-05-30 21:26:10 | 思うこと

いずれもお医者さんが書いたもので  久坂部羊の「日本人の死に時」(かなり古い発行) と 近藤誠の「医者に殺されない心得47」の2冊です。

私がそこから読み取ったのは 

「人生は長生きすればいい」というものではなく 人生の終末を迎えるにあたり、医療の発達でひたすら「生」を長らえるためにいろんな治療をすることは本人を苦しめるだけであり 生ある間に充実した人生を過ごし あとは召されることにあがらうことはせずに時を迎える そんな生き方をしたい ということだ。 そういう「その時」の迎え方は とても穏やかなもののようだ。

年をとってから癌になるのは 多くは老化現象といえるようだ。だから 癌になるのはごく自然のことなんだ。何歳で癌に気づいたか。それが遺伝子の変異で年若い時であり、まだ子育て中なら 何が何でも少しでも長く生きたいと 神にもすがりたくなるのは当然だが 私のように人生の終盤に来ているものは、もう病にあがらうことはせず、自然のままで 「生あるうちは日々を精一杯生きて 明日死んでもいいように今日を生きたい」  なんて、これは理想ですが これを肝に銘じて日々を過ごしたいとおもいます


身近な植物の絶滅危惧種

2014-05-28 12:43:23 | 花探索

花仲間から 「今年,大阪府の『レッドデータリスト』が改定されたので」 岩湧山系の新しいレッドデータリスト をメールで送ってきてくれた。  レッドデータリスト

とは 野生動植物で絶滅が危惧されるものをランク付けしてリストアップされたものだ。もう絶滅したと思われていたものが新しく発見されて 絶滅危惧Ⅰ類に変更されたり 絶滅危惧Ⅰ類だったものが絶滅となったり 他にも絶滅危惧Ⅱ類 や 準絶滅危惧 などがある。

私が野生植物に深い関心を持つようになったここ15年ほどの間に 大阪では絶滅したと思われていた植物が 花仲間の手で 岩湧山の山頂のすすきの原の中から2種類見つけられた。 他に今まで大阪では確認されていなかった植物も いくつか見つかった。 どれも ごくわずかな生息なので 絶滅しないように守っていきたい。

我が家の近くの棚田の縁に わずか30坪ほどの湿地がある。 そこは背後にある住宅地から下に続く斜面で 住宅地との間には 森のように沢山の木が茂っており 常に高みから染み出て流れてくる水がその地を濡らしている。 今から6年前に この湿地に、絶滅危惧Ⅱ類の「ウメバチソウ」が咲くことを 自然を大切にする友人に教えてもらった。 花仲間に知らせると 驚き、喜こんだ。 この環境を見た仲間の一人が 「ここは 他にも希少な植物があるかもしれないので 継続して観察していこう」ということになった。 仲間がたびたび訪ねて 今まで遠くへ見に出かけていた希少な花が次々と咲くのがわかった。 絶滅危惧種でなくとも可愛い花たちが次々と咲く。 しかし 地主さんはその土地が草むらになって害虫の巣にならないようにと、いつも短くきれいに草刈りをされるので 花を見ることもなく過ぎることもある。 そこで 私達は 「草刈りは自分たちでさせてほしい」と願い出て 快く了解してくださった。

今この地に咲くレッドデータ種は ヤマトキソウ、ヤマサギソウ、ウメバチソウ、スズサイコ、イヌセンブリ、モウセンゴケ、ノカンゾウ などがある。他に クチナシグサ、タチシオデ、ヒメハギ、ササユリ、コオニユリ、カキラン、ヌマトラノオ、等も咲く。わずか30坪ほどの小さな土地でのことだ。 まるで宝石箱のように思える。数人でこの湿地に咲く草花を保護するのはちょっと大変ではあるが守りたい。 このブログを見てくださるわずかな人とともに、これらの花たちが何時までも咲き続けることを祈って 主なものの写真を挙げました。   

大阪府における絶滅危惧Ⅰ類の ヤマトキソウ(ラン科)6月開花 と ヤマサギソウ(ラン科)7月  

         (科名は最近新分類がなされましたがまだ覚えきれず 旧の分類で書いています)

  

 絶滅危惧Ⅱ類の スズサイコ(ガガイモ科)7月 と ノカンゾウ(ユリ科)7月

 

絶滅危惧Ⅱ類 の イヌセンブリ(リンドウ科)11月 と ウメバチソウ(ユキノシタ科)11月

 

準絶滅危惧種 の モウセンゴケ とモウセンゴケの花 (モウセンゴケ科)6月

 

その他 私達が保護している シハイスミレ(スミレ科)4月 と ヒメハギ(ヒメハギ科)4月 

 

カキラン(ラン科)6月 と ササユリ(ユリ科)6月

 

ヌマトラノオ(サクラソウ科)7月 と コオニユリ(ユリ科)7月

 

オオバノトンボソウ(ラン科)7月 と ホソバリンドウ(リンドウ科)11月

 

クチナシグサ(ゴマノハグサ科)5月 と コカモメヅル(ガガイモ科)7月

 

他にも楽しみにしているものもありますが 又の日に取り上げたいとおもいます。

 

 

 


ハーブティー

2014-05-22 02:17:00 | 日記

今年はハーブを楽しんでみたいと いろんなハーブを植えてみた。 3月半ば、名前を耳にしたことがあるハーブの苗を片っ端から 15株ほど買い求めたが 葉と名前を覚えるのも一苦労。 ミントを3種、セージ、カモミール、オレガノ、ヒソップ、ヤロー、コリアンダー、チャイブ、ナスタチウム、レモングラス、コモンタイム、ストロベリーワイルド、ゼラニウム、カレープラント、ラムズイヤー.  ストロベリーキャンドル 等々 使い方もわからないまま買ってみた。レモンバームは 種を播いた。他にも 以前から庭にあるローズマリーは時々料理に使い ラベンダーもポプリにして香りをたのしむ。新参者は野菜用のプランターに寄せ植えしたのだが ぐんぐん大きくなって今では押し合いへし合いしながら それぞれの花をつけている。

カモミール と ナスタチウム

  

コリアンダー と ナツメグゼラニウム

 

ストロベリーキャンドル と ストロベリーワイルド

 

ペインテッドセージ と クールミント

 

 

とりあえず 初心者はハーブティーから。 可愛い花をつけているカモミールティーを作る。 ちょっと爽やかな香り。 物足りないのでミントの葉を加えた。  他のハーブも試してみよう。

 

いろんな種類のハーブが育っているが あまり上手に使いこなせそうにないな。もう少し 利用しなくては、、、、


コケイラン

2014-05-19 05:41:48 | 花探索

山は緑が濃くなってきた。気にかかっていたコケイランの様子を見に行った。 これは「ササエビネ」ともいわれるように エビネよりも小さく 葉は毎年新しく1枚 幅2センチほどの細い葉を出す。 湿った山の中で見られ これも見つかったらなくなることが多いので ひやひやものだ。

初夏の爽やかな風に誘われて、コケイランは元気にしているか、と山を登って行く。この季節はいつも遠くで 「カッコウ!カッコウ!」とカッコウが 啼き、「ポポー、ポポー」とツツドリがさえずる。 5月だなー と実感する時だ。

お目当ての場所まで1時間半、今年も木々に隠れるようにひっそりと咲いていました。 よかった~ と胸をなでおろしました。

この時期 草花の種類は少なくなりましたが 木々の花が次々と咲いていきます。

最近は めっきり疲れやすくなりました。 ゆっくり、ゆっくりの山散歩でした。  


東北旅行 終り

2014-05-15 16:16:48 | 旅行

最後に 途中で摘んできた山菜で ごちそうを作りました。

カタクリは5本ほど と ニリンソウを お浸しにしました。カタクリは葉も茎もほんのり甘いのにびっくりしました。蕗の薹と コゴミ、コシアブラは天麩羅に。蕨はお酢の物にしました。

 

 

 


東北旅行 その7

2014-05-15 13:10:17 | 旅行

書くのが疲れてきましたが もう少しですので完成させましょう。

5日目  5/12

奥小安峡大湯温泉「阿部旅館」は テレビで紹介されていて 行ってみたいところでした。秘湯を守る会の温泉だけあって 周りには旅館はなく 下の方に1件の民宿があるようでしたが この宿は 豊富な湯量を独り占めしているような ひなびた宿でした。露天風呂は川原に建つ湯小屋に降りていきます。昨夜の泊り客は3組。 お食事も 山菜と岩魚の塩焼きといった 素朴な風情のある素敵なおやどでした

  

 

連休明けの平日ということもあってか 観光客は少なくどこへ行っても大自然を独り占め気分です。 小安峡を散策して 途中栗駒山や 昨日いた鳥海山を遠くに遠望しながら 大震災の被災地 石巻市と女川町によってから 仙台空港でレンタカーを返却しました。走行は770㎞。さすがハイブリッド車とあって ガソリンは30ℓでした。すごいですね。

被災地は 復興工事のダンプカーが行きかい 海岸近くはがれきこそほとんど撤去されていましたが 堤防も壊れたままで 殺風景な中で懸命に頑張っておられることと思います。 何もしていないわたくしたちで心苦しく思いましたが 「来てくれるだけで 活気づいて嬉しい」といってもらい 恐縮でした。辛いだろうな・・・・・

 

 

 


東北旅行 その6

2014-05-15 12:27:11 | 旅行

4日目 5/11 

朝から真っ青な空が広がって その中に鳥海山が羽を広げています。家人がしばらくスケッチをしている間に 私はまた一人で散策。 その後 あまりの好天気に 春スキーのために5合目までは除雪しているということで 行ってみることにしました。

 

 

  

 

その後 日本の滝百選にも選ばれているという「法体の滝(ほったいの滝)」によってから 奥小安峡温泉に向かいました。

渓谷は 川幅いっぱいを超えて 河川敷まであふれてきている。もちろん しびれるほどの冷たい雪解け水です。

 

ムラサキヤシオ と ハルリンドウ

  

奥小安峡に向かう道路沿いにも カタクリ キクザキイチゲ オオバキスミレ キバナイカリソウ スミレサイシン 等々が咲いています、蕗はどこに行ってもありますが ここには蕨が道路に沿って ずーっと生えていたので 思わず山の幸を頂きました。

   

   

  

 

 


東北旅行 その5

2014-05-15 11:47:57 | 旅行

お天気はよくなって カーナビを頼りに鳥海高原へ。畑の広がる麓の集落からも 真っ白な鳥海山が大きく羽根を広げた鳥のようにそびえたっているのが見える。渓谷は 山から雪解け水を集め 轟々とながれて下る。 山あいの道を標高200m付近にたつホテルへ。まさしく「フォレスト鳥海」といわれるにふさわしいブナの森の中にひっそり建つ とても洗練されたおしゃれで素敵なホテルだった。 ここでも夕食まで散策し 緑に染まるようなレストランで夕食を頂いた。 温泉ももちろん とてもいい温泉でした。

 

ムラサキヤシオ と フキノトウ

   

 ザゼンソウ と どこに行ってもツクシだらけ

 

キクザキイチゲ と 昨年のブナの空の果実

 

ホテルフォレスト鳥海

  

 


東北旅行 その4

2014-05-15 10:28:53 | 旅行

3日目 5/10

今日は秋田県の鳥海山まで、100㌔ほどの行程。予報では快晴になるということでしたが なんとなく空が重苦しいお天気です。田沢湖や角館を散策しようかとも思ったが 前にも来たことがあったし カーナビがなかなかうまく合わせられなかったこともあってパスすることにした。雫石に戻ってからR48を走っていると 「刺巻」という地名にであった。 刺巻はミズバショウの群落で有名なところであることを知っていたので 国道ぞいにあるこの湿原によってみた。 ここは秋田県立自然公園の一部だそうで 広大なハンノキ林の足元に湿原が広がっている。まだ木々はほとんど葉が見えないので私には何の木かよくわからないが その林の中の湿原は広大で, 木道が縦横に敷かれている。ミズバショウが延々と続いているが 既に花は終わり 葉がやたら大きくなっている。雨がいつ落ちてきても仕方ないような空模様で訪ねる人もまばらだが 緑に染まった林をどんどん歩いていくと、ミズバショウの奥に、これまた広大にカタクリの群生が広がっていた。カタクリもすっかり花の時期は終わっていたが 他にニリンソウ ナツトウダイ シロバナエンレイソウが 今を盛りにきれいに咲いていた。季節を変えてくると また違ういろんな花に会えることだろう。

 

 ナツトウダイ と シロバナエンレイソウ

 

 

近くの抱帰り渓谷は 豊かにコバルトブルー ともいうべき青い色をたたえていた。 紅葉の名所だということは それだけ新緑が美しいということだ。 神秘的な色の渓谷を見ながら、 回顧の滝(ミカエリノ滝)まで散策する。雨の後でもあって あたりは本当にみずみずしい。 岸壁に沿ってつけられた遊歩道は 柱状節理があちこちに見られ 岸壁をくりぬいた洞くつも続く。岩には 「ナガハシスミレ」が多い。

ナガハシスミレ とシャク

   

回顧の滝  と 洞窟

 

 


東北旅行 その3

2014-05-15 09:23:42 | 旅行

 5/9

天気予報では 今日はお天気が悪く 突風 竜巻などの心配もあるとのこと。まあ 仕方がないか、

今日は休暇村網張温泉まで 30キロほどの旅程です。

沢内村から北上して雫石から小岩井農場によってみました。雨が降ったりやんだりで 農場のバックにそびえる岩手山も 頂上は雲の中です。観光客の集まる「まきば園」は いかにも観光施設っぽいので入場はせず 乳業工場で 少し工場見学をしてから 牧場を通り抜けて山麓をどんどん上へ。標高800mにある休暇村網張温泉は春からやっと目覚めたばかりで寒く ヤマザクラが咲き始めたばかりでした。時計は2時過ぎだったので 入浴前に傘を待って ブナの散策路へ歩きに行く。ブナはまだ芽生えたばかりで 普段見るブナは高木なのでまじかに芽吹きを見ることがなかったが、ここでは さほど高くない木もあり すぐ頭上で芽の開く様子がわかる。

追記

可愛いブナの花芽と思ったのは ハウチワカエデの花のようです。ブナ林の中にあったので てっきりブナの花かと思ってしまいました。(恥ずかしい・・・・) ブナの花は 白い花のようです。まだ花芽は見えないのですね。

 

 ハウチワカエデの花芽のようです。

 

 

 

 


東北旅行 その2

2014-05-15 08:36:33 | 旅行

2日目 5/9 

昨夜からの雨はどうやら止んだようですが まだ時折ぱらぱらと落ちてきます。ホテルはまだ眠りについていますが 一人で森に散歩に出ました。少し歩くとあたりは カタクリ、キクザキイチゲをはじめ いろんな花が 所狭しと花をつけていますが 雨に打たれて花を閉じています。

雨にうなだれた キクザキイチゲ とカタクリ

 

   

ミチノクエンゴサク  と  ナニワズ

   

ミヤマスミレ と オオタチツボスミレ

  

オクエゾサイシンにギフチョウが産み付けた緑の真珠のような卵が見えます。 と  ニョイスミレ

     

 

 

 


東北の旅。

2014-05-14 13:14:35 | 旅行

素晴らしかった東北の旅から帰って2日経ちました。 なかなか整理がつきませんが とりあえず少しずつブログに手を付けることにしました。

早春の花が咲き始めた和賀岳山麓の沢内村(湯田温泉郷)「沢内銀河高原ホテル」、   やっと春の兆しが見えた岩手山山麓「休暇村網張温泉」、 雪で真っ白な鳥海山山麓、鳥海高原のとっても素敵な矢島温泉「ホテルフォレスト鳥海」  新緑輝く栗駒山麓,の奥小安峡温泉「阿部旅館」と 、4泊5日の旅は 簡単には言い尽くせないほどの感動の毎日でした。 私は今までも 旅をするといつも満足しきって帰るので 「またか、、、」と言われそうですが  道端にも、民家の裏にも、ブナの森の中も、カタクリをはじめいろんな花が咲き乱れ コブシや桜が咲き 新緑の芽吹き ブナの緑が輝き 山菜を摘み 雪の中で遊び 豊かな温泉を楽しみ ごちそう頂き 素敵なホテルに泊まり、 本当に本当に幸せな時を過ごしました。  詳しい旅行記は別に書いたので 披露したい気もありますが ここでは 写真でその一端を見てください。 

1日目 5/8  まずは外すことのできない花たちを

カタクリ群生

 

白色カタクリ スミレサイシン

   

キクザキイチゲ とオオバキスミレ

 

 

ミズバショウ群生  とニリンソウ

今宵の宿はここ、和賀岳を背景に森の中にひっそりたたずみます。隣は「銀河高原ビール」の工場で おいしいビールはここでつくられています。いろんな種類のビールをたっぷりいただきました。

とりあえずはここまで。  続きは またアップします。 見てくださいね。

 


エビネ に会いに

2014-05-06 23:15:42 | 花探索

連休最後は天候が回復し 気にかかっていた仕事もおおよその目途がついたので気が軽くなり どこへ出かけようかな?  花の仲間から「エビネが咲き始めた」とのお知らせで 気にかかっていたエビネに会いに行こうと決めた。

今から40年ほど前 この辺りの山は次々と住宅地が開発され それまで野山に咲いていた美しい花々はめっきり少なくなった。 「ササユリ」 「シュンラン」 「ショウジョウバカマ」 「シライトソウ」 などは どこにでも咲いていた花だが 今では めったに見られなくなった。 そういう私も 今ほどその行為が悪いとも思わず 裏山からいろんなものをもらって来て庭で育てたので人を批判することは出来ないが 里山からそういう花が少なくなったのは 残念なことだ。 まして 国定公園内で採取を禁止されている植物は多いが ラン科は特に盗掘されやすい。 花の仲間がやっと見つけた 絶滅寸前の 「ウチョウラン」は 3年後に盗掘されて見られなくなった(事の顛末はここに) エビネも 見つかるとなくなることが多い。 私たちが近くの林道を歩いているとき がけ下に咲く2株の赤いきれいなエビネを発見して それから毎年そのエビネに会いに行くのを楽しみにしていたのに 数年後には影も形も亡くなってしまった。誰にも見つからない様にと願っていたのもむなしく。

今日行くところは 標高500メートル足らずの国定公園内の森だ。採りつくされてしまったと思われていたエビネだが あるとき草花を探して分け入った山で エビネの大きな固まりを見つけてどんなにうれしかったことか。 もちろん 秘密の秘密の話。 その後 そのあたりで数か所、エビネが咲くのが見つかった。 花の咲く時期は特に目立つので 「誰にも見つかりませんように」 と 枯れ枝でカムフラージュしたりしながら 毎年楽しみにしている。 が 自然界は過酷で大雨での土砂崩れや 木々の間伐、伐採などで 無惨にもそのあたりが荒らされてしまうことも多い。年によって隆盛を極めていたところも 今では衰退の一途をたどっているところもあり 残念に思う。 今年も 数少なくなったエビネの自生地をそっと覗きに行った。 消滅寸前のところもあるが 今年もきれいに咲いてくれたところもあった。 いつまでも・・・と願う。

 

 

帰りがけ 先日見つけた 近くの祠でコンクリートのブロックの下から出てきた立派な「キンラン」を見に寄った。 誰にも採られませんようにと 柵を作って保護しておいた。

 


シロバナハンショウヅル と ウワミズザクラ

2014-05-03 12:00:26 | 花探索

これはすごーい!! 夢を見ているようだ。

市内の山間部ですが 車道脇で見事に花をつけました。咲き始めはグリーンですが 咲くと白い色になります。グリーンの咲き始めが新鮮で初々しくてとてもきれいです。これほどの咲きっぷりは 他では見たことがありません。 クレマチスの仲間で 関東より西の地域で山野に自生しています。

 

  

 見事といえば10日ほど前に見た「ウワミズザクラ」も見事だった。  これはバラ科で 桜の仲間だが 普通の桜とはちょっと花のつき方が変わっている。里山の中に建つ学校の通学路の脇なので 子供たちは毎年見ているのだろうが 私はここに  こんな大きなウワミズザクラがあるのを知らなかった。高さは10メートルぐらいで ブラシのような真っ白な花をつけている。 数日後に行ったら、もう色がくすんで あのきらめくような輝きは消えていた。 花の命が輝くのは ほんの一瞬のことだ。

  

自然の美しい営みに感動の日々です。 


菖蒲の滴

2014-05-02 09:13:00 | 花探索

AM6:30 東向きの玄関ドアを開けるとサーっと朝日が差し込んでくる。目の前に 朝露がきらり! 菖蒲が子供の日に合わせるかのように蕾が紫色を帯びてきている。その細い葉の先に 朝露が一粒。不思議だな、この水滴、どこから生まれてくるのだろう?  このきらりを コンパクトデジカメで写し取るのは なかなか難しいのだ。 カメラの構える位置をいろいろ変えてみて やっと一枚。