晴れたら野山に出かけよう!

おいしい空気をいっぱい吸って 愛しい花や小鳥に会いに出かけよう

「イソヒヨドリ」の大騒動

2015-05-28 07:06:14 | 野鳥観察

毎年春先になると 朝早くから「イソヒヨドリ」が高いきれいな声でさえずり メスを呼んでいる。そして 住宅の戸袋や 換気扇の中などに巣を作ることが多いようだ。 最近では もっぱら オスが近くの電柱の上で 大きな虫などの餌をくわえて 雛のところに運ぶタイミングを見計っているのがよく見られた。 ああ、雛が孵ったんだな、、、、

昨日の昼頃のこと 我が家の台所でいるといつもと違う音(声)が しきりにする。窓から覗くと 普段あまり姿を見せないメスが「カタカタカタカタ」と変わった声で 異常に啼き続け 台所の小窓の周りを 行ったり来たり 家の中をのぞき込むようなしぐさをする。イソヒヨドリが こんなに近くに飛んでくるのは初めてだ。そのうち どこからか オスもやってきて 隣の屋根の上で「ヒイヒイー」としきりに啼きつづける。なにかあったんだろか?

昨年 近所の屋根の上で イソヒヨドリの雛が カラスに 毛をむしられて餌にされたのを聞いた。また カラスにやられたんだろうか?

食事を済ませて2階に上がっていったら なんと2階の階段の小窓に雛が声も出さずにじーっとしているのだ。なーんだ こんなところに来たのを親鳥が必死に呼んでいるのだ。 階段を掃除するときに明けた窓から まだ巣立ったばかりの体長10センチほどの雛が飛び込んできてしまったのだ。 捕まえて外に出そうとすると おびえて 寝室に入り込み 家具の隙間や カーテンの陰に逃げ回り 捕まえることが出来ない。親鳥の叫び続ける側の窓を全開にし そちらへ誘導しようとするが 小さいうえに 暗い茶色で 物陰に落ち込んで どこに紛れ込んだのか すぐわからなくなる。しばらく奮闘のあと どうにもならないので 昆虫網を持って来て 雛を救出しようとすると パタパタと窓から外に出ることが出来た。 親鳥2羽がすぐに寄り添って 興奮冷めやらないようにいつまでも 啼きながら そのうちどこかへ飛んでいった。

動物の親の必死の子育てを垣間見て 暖かいものを感じた。 雛の写真は撮れませんでした。


山歩きあれこれ その後 

2015-05-25 14:37:36 | 花探索

疲れてよろける足で何とかダムまでたどり着く。pm5:30。 それにしても  迎えを頼むために 何度も自宅電話と 携帯電話にかけるがつながらない。どういうことなんだ・・・次第に怒りがこみあげてくる。  仕方なく自宅近所の友人宅に電話をして 様子を見に行ってもらったら 「車がないよ~」 とのこと。ひょっとしたらこの近くにきているんじゃないかと思ったが 電話がつながらないことにはどうにもならない。ダムサイトから道路に出ようとしたら なんと大きな鉄の門が4:00に閉門されて外へ出る方法はない。 窮地がさらに追い打ちをかけられたようで 愕然とした。 今 やっとのことで1時間かかって歩いて来た道を 引き返さねばならないのか? もう 体力はヘロヘロなのに・・・・。 車が1台止まっていたので ダム管理建物の大きな門扉は閉まっていたがインターホーンを押し 出てくれた警備員に事情を話して 扉を開けてもらうことが出来た。ほっとしたのも束の間、ここからどうして家まで帰ればいいだろう。歩くと夜の8時にはなるだろう。「バスがまだある」と時刻表を見に行ってくれたが 運の悪いことに 財布を忘れてきているのだ。「事情を話すとバスは乗せてくれると思うよ」と言ってくれたが 自宅から一番近いバス停で降りても 家まで上り下りを40分はかかる。この体になんと酷なこと。 その時 そこにあった自動販売機でコーヒーを買う若い夫婦をみつけ 警備員の人は すかさず 大阪市内から来ているその人に 私を自宅まで送り届けてもらえないか と頼んでくれたのだ。 なんと その夫婦は 快く「いいですよ」と 後の座席をあけてくれた。 厚かましいと思ったが 今はお願いするよりなかった。

車に乗せてもらうと カーナビに住所を入力し あっという間に自宅前にまで運んでくれた。 6:20になっていた。なんとお礼を言ったらいいのか、鍵も持たずに家を出たので家にも入れず お茶のいっぱいも差し上げることもできず、申し訳なさでいっぱいだったが 笑顔で「いいですよ~」と去って行った。 ああ なんてありがたいことだ。

ここでやっと 連れあいの携帯がつながった。一人で出かけた私が心配で 滝畑まで来て私の下山を待っているとのこと。 いい加減にしてくれ! いつ帰るとも どこへ下山するともわからないのに 朝 送ったその場所まで来て じーっと待っているのだそうだ。 優しいのも、度が過ぎている。 いつもこうなんだ。 いい加減にしてよ。 遅れること30分ほどして帰ってきた。 なんでこんなばかげたことに エネルギーを費やさねばならないのか、、、、

そういえば今年のGWだったが 午後3時ごろ 40歳ぐらいの男性(豊中市在住)が 我が家の前で 庭にいた主人に声をかけてきて こちらの山歩きがしたくてやってきて 滝畑のダムサイトの駐車場に車を置いて山歩きを始めたのだが 地図も持たす やみくもに見当をつけて歩いて 岩湧山の麓を回って 4時までに駐車場に戻ろうと歩いてこんな住宅地に迷い込んでしまったが どちらの方向に行けばよいかと言う。 滝畑ダムまで ここから登り道を8キロはある。とても歩ける距離じゃないからと 車でその人を滝畑まで送ったことがあった。 そのとき 友人は 「よくそんな親切なことをしてあげたね」 と言ったが 私は 「私もまた どこで人の世話になるかしれないから」と答えた。 あれからひと月足らず。まさしく神様からの御褒美だったのか。

そのあとの 私と連れ合いとの喧嘩は ご想像にお任せします。

 

今日山中にあった新鮮なお花をどうぞご覧ください

緑と白の鮮やかな初夏の花「ヤブデマリ」

沢では 水の滴るところで育つわさび

 

 


山歩きあれこれ その2

2015-05-25 11:25:04 | 花探索

車を降りて30分 目的の林道に入る。いつも薄暗くじめっとした道だ。ミソサザイがチーチクチーチクとけたたましく啼いている。沢筋に住むおしゃべりな小鳥だ。足元の谷には 涼やかに水が音を立てている。この道は 2年前に一人で歩いたが 途中で道しるべの赤いテープがなくなり がむしゃらに崖をよじ登り 稜線に上がったものの 地図も持っていなかったので その場所がどこなのかもわからず、下山道も途中でわからなくなり 命からがら谷に下り(落ち?) 何とか帰宅した道だ。その後 ここを精通している人に案内してもらったがそれからでも2年近くなる。人に連れられて登るというのは あまり道を覚えていないものだ。 周りの状況をほとんど記憶してない。 二度と道迷いだけはしたくないと 行きつ戻りつしながら「キバナチゴユリ」を探すが 「キツリフネの群生地のそば」というその群生地がわからず 沢から離れて細い道を とうとう山頂まで行ってしまった。正午になっていた。

ここは アクセスの不便さから 訪ねる人はほとんどいない。嵯峨谷の峰とも呼ばれ 見晴らしもない杉の植林の中にひっそり標識があるだけだ。大阪府の最高峰で 標高922m。秘境の様相をしている。

山頂周辺を歩いて 何本かの道を確認したあと もう一度花を探したいので 来た道を戻ることにする。この山は 標識も 登山地図も不整備だ。下り口も 標識がなく 経験だけが頼りだ。丁寧に探しながら行くが それらしきところには出会わない。  と 突然人の声が聞こえた。なんと 花仲間グループの一人で 岩湧山の隅から隅まで知り尽くした人だ。が 彼も岩湧山系で「キバナチゴユリ」を見たことがなく 今回の連絡でさっそく見に来られたのだ。キツリフネ群落地は すぐ近くだったので 一緒に探すことにした。二人の眼を皿にして探すこと 10分ほどたった頃やっと見つけた。高さ15センチほどで草むらに隠れるように咲いていた。 周りに幼株もあり感無量。「岩湧山にもあったんだ~」

絶滅危惧種「キバナチゴユリ」

満たされた気持ちで ここで彼と別れて下山。まだ時間が早かったので、千石谷の「コウヤハンショウヅル」が満開だそうで見に行こう。谷底に咲くその花も今から4年ぐらい前に見つけたもので 絶滅危惧種だ。サイハイランもあちこちで満開を迎えていた。

コウヤハンショウヅル

サイハイラン

 

ここいらで迎えを頼もうと 電話をかけるが「圏外」で通話できない。 人家のあるところまで来るとつながるかと思ったが 自宅に電話しても留守のようで 連れ合いの携帯に何度電話しても お留守番センターに回ってしまって 通話できない。 仕方がないか もう少し歩こうと 滝畑ダム湖の東岸を ダムサイトに向かって歩く。

 


山歩きあれこれ  その1

2015-05-25 09:07:35 | 花探索

我家から岩湧山(標高897.7m)の登山口(岩湧の森)まで車で20分。 ここまでバスは来ていないので、市外から来られる方は南海電車の天見駅か 紀見峠駅から歩くか、河内長野市滝畑まで バスで行ってそこから歩く。 麓の岩湧寺がある岩湧の森に車を置いて登るのが 一番らくちんでファミリーコースだ。山頂まで往復3時間ほど。全域、登山者は少なく 小鳥や植物をゆっくり楽しみながら歩ける。

金剛山(標高1125m)は我が家から車で30分だが バスが登山口まで行く。金剛山は山域がとても広く 登山者は夏も冬もとても多く、登山道はありとあらゆるところに自然に出来てしまって地主さんは苦い顔。大阪府側からも奈良県側からも多くの登山道がある。登山道が無尽につけられているだけあって、発見される希少な植物も多い。

私は 最近は 岩湧山の植物に詳しい仲間もいるので 手軽な岩湧山方面に行くことが多い。 岩湧山は「一般登山道」はさほど多くはないが 南葛城山まで含めた広域を見ると、まだまだ秘境のようなところが多く 新たに希少な植物が発見されることも多々ある。一昨日も 仲間から 新たに 「キバナチゴユリ」が見つかった との報告があった。 「エェッ!」 金剛山には咲くが 岩湧山にはない花がたくさんあるのだが 連絡のあったその花は 私の知る限り、金剛山と高野山に咲くことが知られているだけで 皆でとても大切に守っている花だったのだ。 確認しに行きたいのだが そこは秘境のようなところで 以前に迷って大変な思いをしたところなのだが、天気予報もよいので、「行くなら花の咲いている今日しかない。」と 連れ合いに頼んで 登山口まで送ってもらった。am8:30。 帰りは 何時になるか どこに下りるか決めていないので 「山から下りてきたら電話をするので迎えに来てほしい」 と頼んで 一人歩き始めた。

途中で花観察

お寺の古木に咲く「ヨウラクラン」

道端の「ウメガサソウ」

 

 


今を咲く花々

2015-05-17 09:53:56 | 花探索

野山の草花も 5月半ばになると一段落。 これからは梅雨が近づき 樹木の花が多くなります。空木(ウツギ)の仲間がいろいろ咲き始め、紫陽花の仲間で自生するのは 「ヤマアジサイ」 や 「コアジサイ」 などが美しい花をつけます。 日本でのランの仲間は 「フウラン」 「セッコク」 「ウチョウラン」 などが 自生しており、人知れない森の中で樹木に着生してひっそり咲いています。

紫陽花の仲間で「シチダンカ」は とりわけ素敵な可愛い紫陽花です。「シチダンカ」 には いわくがあって 以前は「幻の花」と言われていました。ドイツの医者であり 植物学者のシーボルトが ヨーロッパで 「日本の花」として紹介されてから誰も見たことのない花だったそうですが 今から50年ほど前に130年ぶりに 六甲山で見つかったそうです。その後 挿し木などで増殖させ 今では すっかり普及していますが その愛らしさは格別です。直径1センチ足らずの装飾花に囲まれた 両性花はすぐに退化して落ちてしまい 装飾花だけになってしまいます。

わが家の「シチダンカ」は 以前に 枝をもらって挿し木したものですが 今年は久しぶりに薄いピンクのかわいい花をつけました。 鉢植えのせいか あまり大きくならずに とてもとても小さくて ひ弱そうなやさしい花です

 

もう一つ 我が家の庭の花で嬉しい出来事は 15年ぐらい前に 旅先で 花が終わって出来ていた種をもらって来て播いた芍薬、それが芽をだし少しづつ大きくなって 今年初めて蕾をつけました。 どんな花が咲くのか??? ・・・・・ 咲いたのはこんな芍薬でした。

 

一重の芍薬、素敵ですね。 それにしても それ以来 芍薬の種って見たことがありません。もし種が出来たら 蒔いてみてください。

 


「コケイラン」 と 「エビネラン」

2015-05-10 14:52:05 | 花探索

今年の春の花の開花は 花にもよるが おおむね 例年より10日ぐらい早いように思われる。

岩湧山の麓で咲くランの中で コケイランとエビネが 今満開を迎えている。「コケイラン」 は 「ササエビネ」とも呼ばれるようで 花が終わった後に 一株に一枚の細い葉が出る。花も小さく派手さはないが 山の木陰でひっそり咲いているのを見るのは嬉しい。

私が住む住宅地は 昔は 松茸がたくさんとれた里山を切り崩して造成されたそうで 「エビネ」や「シュンラン」など 「ランがいっぱいあったんだがなあ」と古老の話。 今では 見つかると すぐに採られてなくなってしまいめったにお目にかかれない。 今日は 少なくなったそれらの花を見に行った。いつまでも、この地で咲いてくれますように。

コケイラン

エビネラン

 


初夏岩湧山

2015-05-06 09:51:11 | 花探索

今年のGWは 天候に恵まれ 家でいるとウズウズしてくる。 一昨日の雨が いっそう緑を鮮やかにし 五月らしいさわやかな風が心地よい。野山に出かけよう!・・・・と 近所の友人を誘って岩湧山に行くことにした。 登山口のある駐車場は いつになく空きがなく、ハイキング姿の老若男女、子供、ファミリー、ペット連れ などで大賑わい。何とか、車を止めて 緑に染まった空気をいっぱい吸って 山頂を目指す。小鳥のさえずりも爽やかだ。この道には あまり目立った花は見えないが とにかく新緑が美しく 吹く風が心地よい。

ボケた写真ですが・・・

 山頂は 4月12日に山焼きをして そのあとに生えたススキの間に レンゲツツジの赤がところどころにあり 地面は陽の光をたっぷり浴びて 「ホコバスミレ」が たくさん咲いている。岩湧山頂は 他にも 希少なスミレが咲くのだが まだ花はつけていないようだ。大勢の人がお弁当を広げているが ススキ(茅)の斜面で蕨取りに余念のない人も多い。 大勢の人が 次から次から蕨を取るので小さいうちに摘まれてしまい 大きな蕨は少ないようだが 茅原の下の方に降りていくと 取り残された蕨がついつい目についてどっさり収穫してしまった。ゼンマイはなぜか取る人が少ないようで 山の斜面がゼンマイの若葉に埋め尽くされている。

岩湧山頂

ゼンマイの若葉

レンゲツツジ

ホコバスミレ

千石谷に降りて いろんな花に出合う。

「ヒメレンゲ」

 

「シロバナハンショウヅル」

イタドリが これでもか、と言わんばかりに生えており 山蕗もそこいらじゅうにはえていたので これも食材にとザックに詰めると 荷物はすっしり重くなった。 すっかり疲れ切って よろける足で岩湧寺に戻ってきたのは 5時を過ぎていた。

疲れた体をお湯に沈めて 早々と就寝、山菜の処理は明日へ持越しだ。楽しい一日だった。

 


北海道花旅 最終日

2015-05-01 22:35:53 | 旅行

帰阪のフライトは新千歳発関空行き PM8:00 今日もいいお天気なので それまでゆっくり楽しもう。宿を出て大雪連山を望む「望岳台」へ。道路の周辺は積雪はなく 雄大な山々を望みながら 十勝岳望岳台へ。多くのスキーヤーが スキーを担いで 山に向かって登って行く。どこまで行くんだろう?

しばし 以前登った富良野岳とそれに続く山々を眺めて 過ごす。十勝岳は今も盛んに噴煙を上げている。ここは 作家三浦綾子の「泥流地帯」の舞台だ。大正15年の大爆発で 融雪が泥流となって多くの人がなくなった。それから90年、小爆発は繰り返しているが あたりを埋め尽くした溶岩は 今も黒い溶岩台地のままだ。

 

今回初めて行く青い池が楽しみだったが 思ったほど鮮やかな青ではなかった。 日によって色が違うそうだ。

美瑛の丘まで下りてきて来て 素敵なレストラン・アスペルジュで食事とする。JAの経営する「美瑛選果」です。おしゃれなコース料理は 楽しみなひと時です。貧乏旅行の中の わずかな「リッチ」気分です。

20種類の野菜のサラダはカタクリやエンゴサクも入っています。

美瑛の丘の風景を見ながら 帰路に着きました。

美馬牛(びばうし)小学校

お天気に恵まれた 素晴らしい4日間の旅は無事終了しました。


北海道花旅 第3日目

2015-05-01 21:04:12 | 旅行

今夜は 美瑛の白銀温泉に宿をとってある。 途中 旭川郊外の「北邦野草園」 と 「突哨山」に寄って行く計画だ。 どちらも 何度も行っているが 北邦野草園は 嵐山の一部を自然の状態で保全され、また 一部は植栽もして とても多くの野草が見れる楽しいところだ。 突哨山は 国内きってのカタクリの群落地で 旭川市の北に細長く広がる丘陵の端から端まで 「カタクリ」 や 「エゾエンゴサク」 が埋め尽くしている感だ。 

まず 北邦野草園の今(4/28)咲いている主な花を紹介しよう。

エゾリュウキンカ

ニリンソウ

カタクリ と エゾエンゴサク

白いカタクリ は 何万本に1本生えるか、という希少な突然変異の花です

エゾエンゴサク

ミヤマスミレ

オオバキスミレ

オオバナエンレイソウ

エゾキンポウゲ

 

突硝山の風景

 

今年のカタクリの開花は例年より1週間以上早い開花だったようです。

 

 

 

 

 

 


北海道花旅 第2日目

2015-05-01 19:11:26 | 旅行

今日は、札幌近辺でのんびり過ごすつもりだ。天気はいいので、今日も花探しとしよう。定山渓あたりは 自然の宝庫のようだ。八剣山にはちょっと変わった花に会えるかもしれないし あまり高い山は無理なので とりあえずここを目指す。札幌から30分ほど。果樹園やキャンプ場の中を抜けて登山口はある。目の前に岩山が聳えている。山頂は険しい岩場で 私たちには無理そうなので 途中まで行ってみるとしよう。登山道は 主に 色とりどりの「エゾエンゴサク」 で埋め尽くされ 他に 「エンレイソウ」 「フクジュソウ」 「ナニワズ」や 「フッキソウ」が目につく。  

これは エンレイソウ

下山して来た人に聞くと 頂上はまだ遠いようで そろそろ引き返すことにする。

 

豊平峡の方にも行ってみたが、どこから山に入って行ったらいいのか見当がつかず あきらめて札幌に戻った。

札幌は例年より10日も早く 桜が満開になったそうで 円山公園へいってみよう。平日にも関わらず 大勢の人がお花見を楽しんでいる。

公園のあちこちに「キバナノアマナ」や 「ニリンソウ」が無造作に咲いている。

山裾を歩くと大きな桂の木がたくさんあり そこを住みかとするリスたちが 木の間をうろうろ走り回っているのを 何人もの人がカメラを構えて 楽しんでいた。

桂の若葉はまんまるい

こちらは シマリス

ピンぼけですが こちらはエゾリス

そのあと 標高250mほどの円山の頂上まで一人で行ってみた。どこを歩いてもエゾエンゴサク が 所構わず咲いている。大都会札幌がすぐ下に広がっている。連れ合いが下で待っているので 急いで下山した。

 

今日はここまで・・・・・

 

 

 

 


北海道花旅 第1日目

2015-05-01 16:35:11 | 旅行

毎年 異常気象と言われるが 今年も例年とは違う季節の進み具合だ。日本海側で 例年より多く降雪があったところもあったが 北海道では例年よりずいぶん積雪量が少ないところが多かったようだ。毎年 春は雪国にお花見を楽しみにしている私はその地の積雪量が気がかりで 気象庁のHPでチェックしている。今年は雪解けが早く お花が早く咲きだすだろうと思われ 連休前の計画を立てた。

雨ばかり続いていた天気が一転 連休前になって毎日快晴が続き夏日が報道された。26日 朝7:10出発のピーチアビエイション札幌行きは 快晴の中 北アルプス上空を北上する。手前 御嶽山 中央アルプス 南アルプス 八ヶ岳 富士山が手に取るようにわかる。窓の下は 北アルプス 剣岳がごつごつとした岩の殿堂を 四方八方にひろげている。

やがて飛行機は日本海側に沿って北上。昨春行った鳥海山を見ながら 北海道上空を千歳に着陸した。まだam9:00だ。今日は ニセコへ行ってみよう。いつも通りレンタカーを借りて出発! 例年より道端の積雪も少なく 蕗の薹が にょきにょきと大きくなっている。

青い支笏湖畔を通って、ニセコへ気がはやる。やがて遠くに まぎれもなく 羊蹄山が迫ってきた。その左隣に見えるのは 尻別岳か?

羊蹄山がまじかになると ニセコの町だ。天気は上々。駅近くにある桜ヶ丘公園は カタクリ、エゾエンゴサク、キクザキイチゲが今を盛りに山肌を一面に包んでいる。

ニセコアンヌプリはスキー場で有名だ。

あたりは羊蹄山を背に、牧歌的な広々とした農地が広がって のどかな風景です

 あっという間に 夕暮れが迫り 今夜の宿の札幌へ。このホテルは 特に私達のお気に入り。シックで気品の高く 食事は(朝食)地元の食材をふんだんに腕を振るわれた それでいて オフシーズンはびっくりするほど低価格で宿泊出来るのでいつもここに連泊です。

しばらくお天気がよさそうで 楽しみです。