晴れたら野山に出かけよう!

おいしい空気をいっぱい吸って 愛しい花や小鳥に会いに出かけよう

火星 15年ぶりに 地球に大接近

2018-07-31 22:23:21 | 日記

宵の口は雲がありましたが 10時ごろ 南の空に一際明るい赤い「火星」を見てぼろカメラ(コンデジ)で撮りました。  自宅のベランダから南の空を見ると東の端に「月」 真南にオレンジに一際明るく輝く「火星」 「土星」 「サソリ座」 「木星」  西の端に明るい宵の明星「金星」が見えるということですが 私の肉眼では 火星と 金星としか 確認できませんでした。 カメラをいっぱいズームアップ。 火星の直径は地球の直径の約1/2の大きさだそうです。そして 月の直径は地球の直径の1/4だそうです。 月が大きく見えますが 火星のほうが大きいのですね。

   火星と月

月のクレーターがはっきり見えます  

 

ネットで調べると 下の画像ような 地球と月と火星の大きさの比較です


山登り失敗談は枚挙にいとまがない

2018-07-27 06:29:36 | 山の話

もともと 向こう見ずなところがあって 私は失敗が多い。 近場の山では好奇心がちょっと強く 新しい道を歩くのは楽しい。 あの山の向こうには何があるんだろう? と知らない道を歩くのも好きだ。 山仲間が新しい植物を発見したりしたときも すぐ見に行きたくなる。

あれは2010年のお正月のことだった。前日 子供たちの家族がやってきて 賑やかな新年の始まりだったが 2日は天気もよく さほど寒くもなく のんびりした日だった。 山仲間から「イズミカンアオイ」の群落が見つかった と連絡をもらっていたので お昼過ぎ 「それを見に行こうか?」と夫と出かけた。夫は 昔少しスキーはしていたが、登山には深い経験はなかったし 体力も強いほうではなかったが 私が山に誘うとほとんど同行していたし楽しみにもしていた。 すぐ近くの山だったが 今ではほとんど歩く人もなく 道らしい道はなかった。 このあたりの山は花崗岩でできていて 風化した岩がボロボロの土砂になっており また落ち葉が積もっていて 急坂だと足元が滑る。 私はその花の群落を見たくて気が急いていたので 草を分け 木々をつかまりながらどんどん上がろうとしたが 夫はいつもゆっくりだ。冬の午後でもあったので あまりゆっくりもできず 夫に「私は先に見に行って 必ずこの道を戻ってくるから ゆっくり来て、、、」と言って先を急いだ。 友人から連絡をもらっていた通り その花の群落を見つけ このあたりでも数の少ないこの花の群落があったことをうれしく確認して すぐに引き返した。 山というのは道がなくとも 登りさえすれば最終的には山頂の一点にたどり着く。ところが 下りは少し角度を間違えればとんでもないところに下山する。道のないところを登ってきたので またがむしゃらに下っていったが 下から上がってくる夫はどこにもいない。 なんとか下り 登り始めたところに戻り 大声で夫を呼んだがなんの返事もなかった。 山で叫ぶ声は  山彦が来るような開けた谷ならばいいが 少しでも山の陰になると全く声は届かないものだ。ずんずん日が暮れてくる。 岩湧山から下りてくる人が何組かあったので 「こんな人を見かけませんでしたか?」 と尋ねるが 誰も見かけなかったという。中には 「山頂近くでそんな人がいた」という人もいたが 山頂になんか行くはずはない。 このあたりはまだ「シュンラン」などが所々で見られるのを楽しみにしている人も多いのに 降りてくる夫婦の中に 引き抜いたばかりのシュンランの株をいくつか手にしている人もいる。夕暮れ迫り 誰も見ていないだろうとそんなことをしたのだろう。夫のことも気がかりだが シュンランの盗掘も見逃せない。 注意をしたら 女の人が「ほら そんなことしたらあかんと言ったのに・・・・」などと男に言っていた。 いくら呼んでも夫の返事はない。 携帯も持ってきていなかった。もちろん懐中電灯も持ってはいない。 いよいよ薄暗くなってきて もう暗くなってしまってはどうすることもできないので 登山口まで戻って公衆電話から警察に助けを求めた。  1時間ほどしたら 正月休みだろうに4.5人の警察官が来てくれた。 道は真っ暗で足もとは石がごろごろして あかりなしでは歩けない。 私はいろいろ説明するが 「岩湧山のほうに行ったのではないか?」とばかり言う。警察官の懐中電灯が山を照らし 私は必至で夫を呼ぶが返事はない。 30分ばかり行ったり来たりするが全く反応はなく 「今日はもう暗いので明日の朝にしましょう」という。 キルティングのコートは着ているが 真冬の深夜の寒さには耐えられないだろう。 「どこか違うところに行ってしまったんじゃないか?」と言う。「必ずこの山にいるはずですから」と必死に訴え 私は 警察に「懐中電灯を貸してください。私は見つけるまで探しますから」と言ったが貸せないという。 しばらく 「オーイ! オーイ」と下から叫んでくれるが もとより道もないところだ。 その時 警察の懐中電灯に何かぼんやり光るものがあった。 「オオ~」  一斉にみんなでそちらにライトを合わせた。 

夫は 暗くなった道を下ろうとしたが 足元が崖になったので これ以上進めないと判断し 足元の積もった落ち葉の中に手で穴を掘って ビバークするつもりだったようだ。 ぼんやり光ったのは 胸にぶら下げていたカメラの液晶だった。 私は涙が出そうだった。

登山口に戻って 事情聴取され 始末書を書かされ 「もう年なんだから こんな無謀は止めるように」ときつく諭された。 夜の8時半ごろになっていた。 とんだ新年の始まりになった。 それからも 私の無謀さはあまり変わらないところがある。 が 二度と警察に世話になるようなことはできないな と思っているのだが・・・・・  


夫のやさしさの思い出

2018-07-25 08:55:10 | 思うこと

夫が旅立って1年8か月近くなる。 今 リビングの写真と向き合って日々を過ごす。 誰にでも 何にでも優しい人だった。 いろんなことを思い出す。 エピソードを書けばきりがないが 今日は30年ほど前のことを思いだした。

私の姉の息子の結婚式の帰り、大阪のホテルから そこの家の80歳近くになるおばあさんを自宅まで送ってほしいと頼まれた。 姉たちはすぐに帰れない用があったのだろう。 「お安い御用」と 夫は優しい運転でその自宅に着いた。 私は車のドアを開け おばあさんを門扉の前まで送り、車に乗り込んだ とたん夫は慌てて車を降り おばあさんの手を取り数段の階段から玄関のドアを開けるまで見送って戻ってきた。 私は その心遣いに自分を恥じた。 夫は小さな動物から植物に至るまで優しかった。 野良犬や猫にも餌をあげようとした。 小さい子供には常に怪我をさせないように注意深く見守っていた。 私はといえば 自分の子供にも「少々の怪我ぐらい成長の過程」と大胆だった。 携帯電話がなかったころ 自分一人で仕事をしていた夫は 家を空けることが出来ないので 夏休みは母子3人で山に行ったことも何度かあった。上が4年、下が1年生の時には 北アの剱岳の山頂まで上がって行った。 白馬岳や 北穂高、奥穂高 も 制覇?した。 素晴らしい山を体験させたかった。 ・・・・が息子たちは山好きにはならなかった。 

私は夫の優しさに守られて過ごしてきた。 なのにそれがうっとおしい時もあって 何度も喧嘩を繰り返した。(いつも一方的な喧嘩だったけれど) 今頃感謝しても遅すぎるね。

剱岳 蟹のたてばい(小学1年生)

北穂高への道 (中3、小6)

北穂高から槍ケ岳を望む         ( 1987.夏)

 

 


猛烈な酷暑の日々

2018-07-24 05:33:51 | 思うこと

この猛暑はいつになったらおさまるのだろうか?  すっかり体力が消耗してしまった。 朝から体がふらふらして足元がおぼつかない。すでに熱中症になりかけているのだろう。 栄養をしっかり摂って怠け者で過ごすことだ。 

7月24日ごろといえば 例年やっと梅雨が明ける時期だ。 ところが 今年は関東では7月初めに梅雨開けした。そのあと 西日本の集中豪雨による土砂災害で家屋や100人を超える人が土石流に飲まれた。 ここ近畿でも9日には梅雨が明けて 猛暑となって2週間 連日警報 特別警報が出され 最高気温が35度を超える日が続いて10日になる。 熱中症による死亡者が相次ぐ。私も毎日ぐったりの日々で あの太陽のぎらつく戸外へはとても出る気はしない。 原因は 高気圧の重なりなどと言われたが 今 アメリカ、韓国、シベリアなどでも同じような高温が報告されている。 今後 夏といえばこんな日々が続くのだろうか? エアコンを使うように促されるが これがまた地球の温暖化を加速させる。 こんな日が来ることを以前から予測されていた。2016年9月4日の「NHKスペシャルMEGA CRISIS」 で「将来 東京で43度になる」 という番組があった。  昨日は 熊谷市で41.1度を記録。  まだ先のことだと思っていたのに。 地球規模の異常気象に 人間の知恵が太刀打ちできるのだろうか? 

 

過去のこのblogを見直すと 2015年7月14日 に 同じようなことを書いている。 「2050年夏には 東京で最高気温40℃を記録し」と警告していたのに 早くもその温度を突破してしまったのだ。 あの時 「40度という気温がどれほどのものか」と恐れた。今その気温が実際に観測されるようになった。 どうなっていくんだろう、、、  


登山あれこれ -1

2018-07-19 06:08:02 | 山の話

この暑さで しばらくは家に籠って過ごすことにする。朝からエアコンをつけるのは憚れるが もうそんなことは言っておれない。本当に室内で熱中症になりそうだ。今は 命が優先。 それにしても 一歩室外に出ると、むーっとしている。きついなぁ・・・・

家でゴロゴロして本を眺めている。読むつもりだが 何ページも読まないうちにいつしか目がとろとろ。何度も同じページを見ている。書棚から取り出すのは たいてい山の本だ。 沢山の山岳図書、山岳全集、雑誌が並んでいる。 昭和初期の登山家のものが多い。発行時期は昭和の中頃で 雑誌も 深田久弥 串田孫一 尾崎喜八 等の執筆記事も多い。なんとのんびりした時代だったのだろう。そのころの登山は 主にお金持ちで 学生たちもリッチな階層の人たちだったようだ。 今のように車で登山口まで行くような時代ではない。前夜 夜行寝台車にのって 翌朝 最寄りの駅からバスがあればバスを待ち、または列車の駅から のんびり歩いて山に向かっている。あたりに他の登山者の影はない。 ひなびた温泉宿などに一泊して翌日登山を始める。それも山頂を目指すのが目的というより 周りの環境を楽しみながら気の赴くままに歩いている。 本を読んでいると 周りの牧歌的な風景が目に浮かぶ。 こんな旅をしたいなぁ・・・・・ 部屋を涼しくして 本を見ながら 昔の山の風景を楽しむことにしよう。


ヤマユリの里   

2018-07-16 08:52:06 | 花探索

まだ陽が高くならないうちに 「ヤマユリの里」 ともいうべき近くの山里を訪ねた。ここを訪ねるのは 何年振りだろう? 一見して 以前ほどヤマユリが咲いていないのがわかる。 ここ一帯の地主さんは90歳は越えておられ 農業の後継ぎをする人がいないようで 畑も放置されていることが多くなっていたが 今日訪ねるといろんな作物が植えられ 畑に植えられている栗の木もずいぶん大きくなっているが その周りを囲むやまの裾に咲くヤマユリは数を激減させているのは残念だ。それでも美しいヤマユリは あたりに甘い香りを放っている。 中には黄色い線や茶色の斑点が少なく 「カサブランカ」のもとになった花だということがよくわかる。

今年だけ不作なんだろうか? そうならいいんだが 気候の変化で植物の世界も変わっていく。 先日 以前walkingに通っていた道で 珍しい植物に出会った。 今まで 奈良県まで観察に行っていた「タシロラン」という 葉緑素のない腐生植物だ。それも50本は群落しているのだ。興奮状態で山仲間に知らせた。 資料を調べると 大阪府では今までに生育が確認されていない植物だ。仲間が「大阪市立自然史博物館」に報告したら 「最近急に記録が相次いでいます。把握しているだけでも、東大阪市、和泉市、堺市、など都市近郊部の公園から、深山まで色々な環境で見つかっています。増加原因は不明です。」とのこと。 じめっとした林縁のようなところに生えています。面白い形をしていますね。


黎明

2018-07-16 05:40:07 | 日記

黎明な一日のはじまり

昨日のうだるような一日が嘘だったかのような冷たい空気が室内に流れ込んでくる。窓の向こうには 大和葛城山から今顔を出し始めた太陽が空を赤く染めている。 朝はいい。 なにかいいことが起こりそうな気がする が 実際は またあの暑い夏の日に 体力の省エネと称して扇風機をつけてごろごろと過ごすだけなのだが。 今日も予報は37℃か? もう体力がもたないよう~ 植物達も鉢植えものは夕方まで体力がもたないので 今のうちにたっぷり水をやる。 双子のきゅうり とかわいいプチトマトが光っている。 夫の写真にもバラの花とかわいいトマトを。あまり涼しそうじゃないな。 なにかいいことがありますように。

 

 


フウラン

2018-07-12 09:26:14 | 日記

蘭科の花は 植物の分類の中でも 一番種類が多い。 正式な分類ではないが 豪華な「洋ラン」から ちょっと渋い「東洋蘭」 と大きくわかれていて どちらも美しいが 日本の山野に自生する「シュンラン」の仲間や 着生蘭と言われ 樹の枝に根を下ろす蘭 は なんとも言えない気品があり その美しい姿に見入ってしまう。 私も以前園芸店で買って30年はなる「フウラン」が 今 真っ盛りに花を咲かせている。朝 目が覚めると まず「フウラン」にご挨拶。 ほんのり甘い香りがする。 毎年新しい根を枝に這わせて 少しづつ株を大きくしている。 10年ぐらい前に種が近くの枝に落ちそこで芽を出したが いまだに2㎝ぐらいの姿のままで 花をつけるのはいつのことだろうか? 

その繊細で気品ある姿は 見飽きることがない。

 

 


びわの葉エキス

2018-07-08 04:40:50 | 日記

当地ではやっと雨が止んだようです。このたびの豪雨で 日本列島北海道から沖縄まで、特に西日本の災害はひどくて 沢山の命が呑み込まれてしまいました。 毎年 次々と繰り返される大雨被害。 地球温暖化の影響は大きいでしょう。 

先日友人が 「虫刺されにいいから」 と「びわの葉エキス」なるものを小さな容器に入れてくれました。 すぐ蚊に刺される私は手元に置いて 庭から戻ってきてかゆいところに刷り込むと確かによく効きます。 蚊に刺されたことを忘れてしまうほどです。 以前「ドクダミ」の葉が虫刺されに効くと教えてもらい 庭に生えるドクダミをとってきてごしごし刷り込んでいました。 山道でブヨなどに刺された時は ドクダミが生えていると助かります。ドクダミも効きましたが ドクダミの葉は7月にもなると硬くなって薬効のある水分が少なくなっています。ヨモギの葉もいいと聞いたことがあります。 

びわは 体にとても良いのだそうです。以前 癌になった友人に頼まれてびわの葉をせっせと送ったことがあります。 なぜだか山里ではビワの大木があちこちに生えているのを見かけます。どれほど薬効があるかわかりませんが 蚊に刺された時には効果抜群で ネットでしらべるといろいろ効能がかかれています。 私も作ってみることにしました。

びわの葉エキスのつくり方は  1年以上経って固くなったびわの葉20枚ぐらいをブラシなどでよく洗いながら 葉裏に生える産毛のような毛を取り除く。それを乾かし 半日ほど干してから 細かく切って密閉瓶に入れ 焼酎をそそぎ入れ4か月ほど経つと 茶色の「びわの葉エキス」ができるそうです。 詳しい作り方はネットで調べてくださいね。

 


久しぶりに

2018-07-07 09:34:10 | 日記

長らく blog更新をしていなかったら 数人の人から私の身を案じてくれたり 「何か書いてよ」とお言葉を頂いたり。 感謝です。

体のほうは 以前と同じぐらいに回復していますが 年相応の日々です。 先日も 仲間と一緒に岩湧山に行きましたがこれが精いっぱいです。ササユリが咲き始め 心地よい風がすすきを波打ち 爽やかな気持ちのいい日でした。 同行した人の平均年齢ははっきりはわかりませんがたぶん73歳ぐらいでしょうか? 男性2人 女性5人 ほとんどが普段山登りに縁のない人でした。 「山はゆっくり行けば誰でも行ける」というのが私の持論ですが やっぱり年と共にずんずんしんどくなっていきます。 というわけで山歩きの報告もできず あまり書くこともないのですが 夫を見送って1年半。一人暮らしは淋しいものですが 生かされている以上夫に恥じない生き方をしようと思ってはいます。毎日特にすることもなく すべり症による足の痛みが出ることもあり ごろごろころがっている時間が多いです。 

仕方なく 普段感じたことや 楽しかったことなどを 日記代わりに書いていきましょう。

今日は七夕ですね。西日本では 台風と 低気圧、梅雨前線が重なって 特別警報がで 各地で大雨による災害が出ています。先日来 地震、大雨と災害が続き被災者の方は本当に大変なことです。さいわい当地は被災もなく クラシック音楽を聞きながらグリーンカーテンにと植えたプランターのキュウリが毎日毎日大きくなっているのを眺めて過ごしています。庭ではフウランが今年も咲き始めました。これも雨の似合う花です。

 

 

私は夫の葬儀やその後のお祀りは 無宗教でしています。もちろんお寺さんのお参りなどはなく 祭壇もリビングに小さな机を置きそこにほんの少し微笑む写真を飾っています。 お花は仏花じゃなく できるだけ夫も愛した庭の花々を飾るようにしています。アジサイも終わり、今日はギボウシを飾りました。 今まであまり気に留めていなかったギボウシですが 備前焼きの壺に入れると 楚々として何と素敵なことでしょう。