好天が続く。暖かい陽ざしが野山にさんさんと降り注ぎ 草花たちは天に向かって呼応する。 私ものっぱらに寝転んで青い空を見上げる。
傍には アマナ、土筆、タンポポ、タチツボスミレ、オオイヌノフグリ、蕗の薹が咲き 私を取り囲む。 風がそよぐ。 なんてのどかなな空気だろう。チューリップの仲間のアマナは 気温が低いとそっと花を閉じるが 今日はお日様に向かって6枚の花弁をいっぱいに広げている。「おーい 僕たちも出ていくよ~」と どこかで声がする。 宮沢賢治の世界にいるようだ。
好天が続く。暖かい陽ざしが野山にさんさんと降り注ぎ 草花たちは天に向かって呼応する。 私ものっぱらに寝転んで青い空を見上げる。
傍には アマナ、土筆、タンポポ、タチツボスミレ、オオイヌノフグリ、蕗の薹が咲き 私を取り囲む。 風がそよぐ。 なんてのどかなな空気だろう。チューリップの仲間のアマナは 気温が低いとそっと花を閉じるが 今日はお日様に向かって6枚の花弁をいっぱいに広げている。「おーい 僕たちも出ていくよ~」と どこかで声がする。 宮沢賢治の世界にいるようだ。
最近 あまり体調がよくないのだが 昨日は申し分ないお天気なので 山麓の谷筋に咲くショウジョウバカマに会いに行った。
ショウジョウバカマは 日本のどこを歩いても 標高1,500m.位の山では雪解けの跡に早々とピンクや赤い花をポツンポツンと咲かせる。群生しているのを見たことはない。私は西日本地方はあまり知らないが 北海道 東北地方や 中部山岳地方では 山道を歩いているとよく出会う。
「ショウジョウバカマ」は ピンク色と白色があり 大和葛城山などには大きい群落があるが 私が知るのはほとんどピンクである。金剛山には ピンクも白も咲く。我が家の裏山や 紀北地方の山中でも両方咲く。そして谷筋の岩壁に張り付くように咲くのはたいてい「シロバナショウジョウバカマ」で 「ショウジョウバカマ」の白花ではない。 開花時期は 「シロバナショウジョウバカマ」が一足先に咲き始める。「ショウジョウバカマ」は 杉や檜の林床に群落を作って咲くことが多い。。北国で咲く「ショウジョウバカマ」は 違う品種のようにも思う。
私は山懐の岩壁で楚々と咲いている「シロバナショウジョウバカマ」が好きだ。 今ちょうど見ごろ。誰に会うこともなく 1時間ばかりの散策で春を楽しんできた。
岩湧山麓で咲く「シロバナショウジョウバカマ」
今朝は冷え込んだが お昼ごろには青空が広がり太陽が春を運んできてくれた。 晴れたら野山に出かけよう! と車を出した。 まず近くのユキワリイチゲの咲く川の土手へ。ユキワリイチゲは 晴れた日で温かい日差しがなければ花は開かない。 今日こそユキワリイチゲ日和だと思ったが 気温が低いのか全開とはいかなかったが 私はこれぐらいの開き加減が好きだ。花といい葉といい 渋い花だ。
近くで土筆も顔を出していた。今年は早いなぁ
それから せせらぎの川岸に咲く「シロバナネコノメソウ」の群生地に向かう。人気のない山懐の川岸一面に このかわいい花が咲いている。 まだまだ咲き始めたばかりのようだ。 ネコノメソウの仲間は全国にいろいろあって3月に入るといろんなネコノメソウを捜し歩いたものだ。ここに咲く「シロバナネコノメソウ」は 西日本に咲く。関東地方に咲く「ハナネコノメ」のほうがかわいいように思うが それはないものねだり だ。 近畿地方が その別れ目になるのだが ある時「ハナネコノメ」らしきものの花跡を見つけて どれほど嬉しかったことか。京都の「ヤマシロネコノメ」 新宮に咲く「キイハナネコノメ」 「キシュウネコノメ」は高野山に咲く。三河地方まで行くと これまた鮮やかな「キバナネコノメ」等々, 私が見たものだけでも20種はある。 マニアックな花好きは それらの花を求めて全国を歩く。何故「ネコノメ」って言うかって? それは種がネコノメのように見えるからです。
これは「シロバナネコノメ」
これは ハナネコノメ
これ↓は「キバナネコノメ」 三河地方で。
これ↓は「ヤマシロネコノメ」
ここから 峠?を超えて流谷に向かう。
この谷筋には 「エドヒガンザクラ」が咲くのだが さすがにまだ早いようだ。 棚田の土手で「蕗の薹」を少しもらう。早春の味です。唐久谷では 「タチツボスミレ」も咲き始めています。
「ヨモギ」 と「フキノトウ」「土筆」は天ぷらに 「タンポポの葉」はサラダとおひたしに。 贅沢な早春の味と香りです。