晴れたら野山に出かけよう!

おいしい空気をいっぱい吸って 愛しい花や小鳥に会いに出かけよう

穴が空くほど見つめていたら・・・(コウヤハンショウヅル)

2014-03-31 07:41:03 | 花探索

一昨日 ブログにアップした「コウヤハンショウヅル」ですが よーく見たら あれは「コウヤハンショウヅル」 じゃないと思えてきた。

そりゃそうだ、昨年やっと10センチばかりになった木( 蔓植物は草じゃなく木なのです) が 一気にあんなにに大きくなるはずはない。 そして コウヤハンショウヅルは 同じ個所からいくつもの花をつけているのを見たことはない。また 花の時期からして いつも咲くのは6月初めなのに 今頃蕾が出来るのは早すぎる。葉の鋸歯も感じが違う。 ・・・・・・  ???  とよーく根元を見たら 他に 細い細い頼りない蔓が10センチばかりで ほんのちょっぴり緑の芽が見えていた。  これが コウヤハンショウヅルだろうか。  じゃあれは? 近くに2種類のクレマチスを植えてあって それかな? なんか違うような気もするが。 これから毎日この花を観察しよう。  穴が空かない程度に。


イソヒヨドリ

2014-03-30 07:29:52 | 野鳥観察

半月ほど前から 朝早くからきれいな声でさえずっている鳥の声をよく聞くようになった。わたくしは 脳腫瘍の切除手術以来 片方の耳が聴力を失ったので 聞こえてくる音の方角がわからない。だから 鳥を探すのは苦手だ。どこから聞こえてくるのか キョロキョロ探すと 高い電柱の上だったり 屋根の上だったりする。とても澄んだ高い美しい声で いつまでもいつまでもさえずっている。「イソヒヨドリ」というぐらいだから 本来海岸などで見られた鳥だったのが ここ10年ぐらい前から 山間部にまで繁殖して来た。最近は我が家の近くでも 春先は特に目立つ存在です。形はヒヨドリによく似ていますが ヒヨドリの仲間ではなく ツグミの仲間です。

こえのきれいな「日本三名鳥」は ウグイス、オオルリ コマドリ と言われていますが イソヒヨドリも決して引けを取らない美しい鳴き声です。これからは山に行くと、キビタキ、クロツグミ など きれいな声の鳥が楽しませてくれます。オスがメスを呼んでいるのですね。

自宅近くで 朝からさえずっている鳥がいたら イソヒヨドリじゃないかと 探してみてください。背はブルー おなかは茶色で 太陽が当たると きらり光輝いています。

ちょっとピンぼけですが・・・・


庭の花たち -コウヤハンショウヅル-

2014-03-29 12:14:52 | 花探索

毎年今頃は待ちかねて草花に会いに 野山に出かけるのですが 今年はずーっと家で過ごして庭の花々を楽しんでいます。すると 思いがけないところから新しい芽が出てきたり 蕾を発見するのは何より楽しいことです。 庭の花たちは 「春は来たかーい!」と 順番を争って芽を出し 花をつけ 実に美しく咲き競っています。 山で見る花は その時の姿しか見れなくて どんな風に芽を出してくるのか、どんな風に花をつけるのか、どんな風に種を作っていくのか ほとんど知ることが出来ませんが 庭に咲くものは すべてを観察することが出来ます。

いつも6月に会いに行く 「コウヤハンショウヅル」は 初めて出会ったのは高野山でした。 花の仲間に教えてもらって 高野山への山道を訪ねました。絶滅危惧種で希少で大切な花です。その日は わざわざ 東京から野草の第一人者?ともいうべき人が夜行バスに乗って そのコウヤハンショウズルを見に来られていました。 あれから5年は経ちました。 岩湧山域を隅から隅まで歩きつくしておられる方が 河内長野市の山あいにも咲くというその花を探して 和歌山県との境のあたりでこの花を見つけました。花仲間はみんな大感激。大きな木に絡みついて 頭上高くで花をつけていました。そのあと この地域の何か所かでこの花を探し出しました。 あるとき 折れた枝をもらって帰り 挿し木して見たら なんとしっかりと根をつけ いつの間にか蔓が伸びて 庭木に絡まっています。 その蔓から 小さな葉がでて 葉の付け根からたくさんの蕾が出ているのです。やっと春が来たばかりで 葉もろくに出ていないのに もう蕾が出来ているんです。昨年も 地面から10センチぐらいのところで数個咲いたのですが それに気づいたのはもうすっかり一人前の花になっていたのです。今年は 蕾からしっかり観察出来ます。

昨年咲いた花です


土筆摘み

2014-03-25 19:58:50 | 花探索

今日も 4月下旬の暖かさで 春本番だ。数日前のあの寒さは何だったんだ!

買い物に出たついでに 土筆を摘んで帰ろうと 例年土筆摘みをする野辺に出かけた。ここは以前畑を耕作していた土地だが 今はシロツメクサやヨモギなどが茂っていて その中に土筆がいっぱい頭をもたげているのだ。私は子供のころから 土筆摘みが好きだった。自宅の近くを南海電車が通っていて、線路脇にはたくさんの土筆が生えていたので 毎年 近所の子供たちと連れ立って摘みに行ったものだ。レールは ところどころで小川を跨いでいるので その上は鉄橋になっている。電車の来ない合間にその鉄橋の枕木を恐る恐る渡った。今思えば あんな危ないことを親がよく許したものだ。線路の向こうは野原が広がっていて小川もあり 畑を埋めるレンゲソウを摘むのも 春の遊びだった。先日もあの辺りを通ったが 今では 畑などどこにもなく 住宅がぎっしりひしめいていた。

ここ河内長野の町は 山と畑に囲まれているので 私の遊び場としては申し分ない。土筆を取り始めると 蕗の薹 ヨモギ カンゾウ も目について あれこれ袋いっぱいになった。帰宅して土筆の袴を取るのが大変だが 春の味覚を味わうためには手間をいとわない。今日は 野草の天麩羅 と 土筆の佃煮で春を満喫。

素敵な山野草のHPを作っている人で  私と同じように土筆の好きな人がいた。

http://rikenkoji.web.fc2.com/mizika/tukusidon.html

 


お花見日和

2014-03-23 17:26:49 | 花探索

今日は 予報通り 快晴で 暖かく 絶好のお花見日和となった。 家でじっとしておれるはずもなく 近所の花好きの友人を誘って家人と3人で近場を車で一巡りした。今日の暖かさで ユキワリイチゲが全開していた。

   

 すみれの仲間ではいち早く花をつけるアオイスミレも たくさん咲いていた。  日当りのいい土手には タチツボスミレ ミツバツチグリも 春を謳歌している。 

写真:アオイスミレ と タチツボスミレ

 

棚田の土手には アマナも咲き始めていたが まだ咲きそろうには1週間はかかりそうだ。 

これからはどこを歩いても お花が次々と迎えてくれそうだ。 気持ちのいい時間を過ごせた。 

 写真:ミツバツチグリとアマナ

  


春の歩みは三寒四温

2014-03-22 21:08:43 | 日記

お彼岸というのに 一昨日から厳冬に逆戻り、雪が舞っている。 おー寒い~。 あまりの寒さに家に籠って録画したテレビを見る。

テレビといえば 私はほとんどの番組は録画で見ている。 毎日1週間先の番組表から見たいものだけに録画予約を入れて 時間があるときにそれら録画されたものを見ることにしている。これだと夜中の放映でも 見逃すことはない。 まあ そのことは別の機会に書くかもしれないが 今日はテレビの話ではない。 

この寒さと強風で 蒔いた種が発芽しなかったり 植えたハーブの苗が寒さで痛まないように すっぽりビニル袋で覆ってやった。そして今日の午後になってやっと陽がさし 少し暖かさも戻った。窓から見る金剛山は 霧氷で真っ白になっている。今年最後の名残雪だろう。

 

 

今年は当地でも何度か積雪があったのに 入院中のことで 春のような温かい病院の中から白い街を眺めていた。

私は雪を見るとワクワクするのだが それでも最近は めっきり寒さに弱くなって 春を待ち焦がれるようになった。

 

天気予報では 明日からは一気に春が進むようだ。少し散歩に出かけたいな。

 

 

 


早春の朝の楽しみ

2014-03-18 16:22:35 | 花探索

平素 朝の遅い我が家ですが ここ数日の暖かさでは床の中におるのがもどかしく 一人で起きだして庭にでます。 

昨日植えた草花は元気にしているかな?  鉢から何か芽が出ていないかな?  と 猫の額を隅から隅まで丹念に見て回ります。一番うれしいのは 昨日まで何も見えなかった鉢から 何やら芽のような頭の先がほんの少し見えたときです。 これは何の芽だ? 頭の中を 色々な花の名前が駆け巡ります。今年は ヤマシャクヤクの発芽がよく とうとう10本をこえる赤い芽が出てきました。地面からは 「ヒトリシズカ」もにょこにょこ頭を持ち上げています。今年買い求めたオキナグサは 三つめの花が咲きそうです。 まだ蕾で深い毛におおわれていますが 毎日確実に大きくなっています。これほどの毛深さは 高山植物のツクモグサの他は知りません。寒さから守っているのですね。

一昨年、近くの山で見つけ、一枝もらって(盗ってかな?)来て挿し木し根付いた白い椿が 今年もう蕾を付けたのです。まだ10センチほどの高さしかないのに 細い木の先に蕾を付けたのが開花したのです。椿は 山に咲く赤い「ヤブツバキ」が可愛くて大好きですが これはヤブツバキ系の茶花に好まれる花のようです。 同じような花に 白色のワビスケがありますが ネットで調べると ワビスケは雄蕊の葯が退化して花粉が出来ないそうです。これはしっかり花粉が出来ていますのでヤブツバキ系の花のようです。 なんて素敵なんでしょう。

 

今年は NHKの放送でおなじみのベニシアさんのように ハーブを楽しもうと ハーブガーデン?を作りました。 植える場所がないので野菜用のプランターを並べました。どんなことになるでしょうか? ハーブティーを楽しめる日が待ち遠しいです

 


春うらら

2014-03-16 16:12:57 | 花探索

今日は気温が17度まで上がるというので 隣の市にあるリサイクル環境公園に行った。 身体は、本調子ではないので 車で行けるところを選んで出かけることにしている。ここ環境公園というのは 産廃ゴミで埋め立てた広大な土地を公園として整備し 季節毎に咲く花々を植えて 無料で開放している。1月からは水仙、梅は今が満開で 大勢の人がお花見に来ている。 平地なので お年寄りも多い。ここの梅林はほとんどがピンク、白の 枝垂れ梅である。何本ぐらい植えられたのだろうか? 広い土地に惜しげもなくぎっしりと植えられている。近づくとやわらかい梅の香りが漂う。ピンクは盛りを少し過ぎ、白い梅は まだ蕾も多く 見ごろである。

他に菜の花が咲き始め 遅咲きの日本水仙は 今が満開だ。

来月初めには チューリップ、ラッパ水仙 ポピーも 広大な土地に出番を待っている。これほどのスケールは 府立花の文化園も及ばない。そのあと シバザクラ バラなどが続くようだ、夏にはラベンダーも見事だ。駐車料も 入場料も無料で この中を歩くだけでも楽しい散歩コースになる。 また 時期をずらして来てみたいところだ。  http://www.dinsgr.co.jp/rcpark/

 

 


オキナグサ

2014-03-13 09:27:25 | 花探索

オキナグサ は 自生地を訪ねたい花の一つだった。 白馬岳や 八ヶ岳に咲く高山植物 「ツクモグサ」は オキナグサの近縁種で 今から8年前に 友人と一緒に見に行ったことがある。 梅雨時に咲く花で、梅雨の合間の晴れた日を狙って出かけるのは至難だ。あの時も霧がひどかったが どうしても見たくて 友人を八ヶ岳の山小屋に残して 横岳に向かって一人で急いだ。やっと会えたのは 少し盛りを過ぎていたが 他にもウルップソウ や チョウノスケソウ オヤマノエンドウなど めったに見れない花にも会えた。 

オキナグサは 高山ではなく信州や 阿蘇等の高原に5月ごろ咲くことが知られているが なかなか行く機会がなかったので 1月の末に近くの農産物の直売所で咲きたての産毛に覆われたこの花を見つけたときは 迷わず買い求めた。  山野草の園芸としては 比較的育てやすい花だそうで 近くに園芸家がおられるようだ。 人工授粉をして入院の留守中の管理を家人に任せた。 退院をしてきても 元気な姿で出迎えてくれた。毎朝一番に挨拶をする。ある日 根元から 蕾が出てきたのには びっくりするやらうれしいやら。 そしてまた 今朝一輪 蕾が出てきた。 

  

 

オキナグサというのは ふわふわの白髪のような種が出来るからで 最初の一輪は 花弁(萼片)が枯れて 長いお髭が出来ている。種が出来たら 来年はいっぱいに増やしてみたい。

 


東日本大震災から3年

2014-03-11 08:16:20 | 思うこと

連日 テレビもラジオも現地からの報道、被災者の声で埋め尽くされている。そして今日は あの日から3年目の3月11日。亡くなったり行方不明の方は約2万人にもなる。 地震、津波 原発の災害・・・・いずれも筆舌に尽くせないが、どこを切り取って報道しても悲惨なものばかりだ。老いた人 幼い子供たち これから日本を支えていく若者、子供を育てるお母さん、一家の大黒柱、いずれもこれからどうして平穏な生活を得ることが出来るのか? 自分がこの中の一人だったらどのように過ごしているだろうか。どんなに不安で 苦しくて 絶望的な気持ちになっていることだろう。誰が悪いのか? 政府か? 東電か?  出口のない 解決の糸口がなかなか見つけられない 悲惨な状況の中で  どうしたら この試練を乗り越えられるのだろうか?  私たちは何をすればよいのだろうか?  復興に使うための増税だろうか? もう一度 震災時の時のようにみんなで義援金を出し合ったら、少しは有意義に使ってもらえるだろうか?


早春の花

2014-03-09 13:22:14 | 花探索

今日はいいお天気で 庭に出て草の芽を探して過ごした。 昨年種を採り播きしたセツブンソウ、ヤマシャクヤクが芽を出し 以前奈良で購入した「シュンラン」の鉢から 今年もしっかり蕾が頭をもたげている。 これから5月ごろまでは 一年で一番楽しい時期だ。 ちょうど春一番の花「セリバオウレン」が見ごろを迎えていることだろう・・・・と 胸の痛みを押して 家人の運転で近くの自生地を訪ねた。  スプリングエフェメラルと呼ばれる「ユキワリイチゲ」も花を咲かせていた。渋い花です。