第4章をつらつらと読む。
要約出来ないほど難しい。だから、本を書く必要があるのだろうが・・・。
ミクロ経済学の枠内で、会計的な売上高・変動費・固定費という言葉を
使って、「コスト競争力」をはじめとする経営戦略の考え方の説明。
確かに、「ミクロ経済学」と「経営戦略」は、学問的に異なるけれども、
接合しようとすれば出来るはずであるが、論理は異常に長くなるので
要約出来ない・・・。が、試み自体が刺激的である。
(1)商品の機能等の差別化が難しければ、コスト競争力が唯一の差別化の
手段になるのではないか?
(2)企業は、消費者に「消費者余剰」を与えてしまう場合があるのではないか?
(お人よし中小企業をはじめとして)
つまり、顧客である消費者が「得」をして、企業が「損」をしている場合があるのではないか?
確かに、設備投資の回収年数の「見積もり」を誤っていれば、そのようなことが起こるし、
「消費者の気持ち」、例えば、この本にも出ていたが、ルイヴィトンの高級なお店で高い値段で
買えるお客さんが、郊外のアウトレットで購入することになってしまえば、「消費者余剰」を与えて
しまうのではないか?
(3)生産すればするほど、儲かる「収益逓増モデル」(資本生産性の高いビジネス)と、
生産すればするほど、損する事業になっている「収益逓減モデル」もあるのではないか?
う---------------------------ん、難しくて、たぶん言葉足らず。