先ほど、昨日の夕刊から、アメリカの女流作家、
「アラバマ物語」のハーパー・リーさんが
89歳で今年2月19日に亡くなっているのを知りました。
1930年代、人種雑差別を題材にした「アラバマ物語」の
主人公は弁護士。その子供達の友達を、
ハーパー・リーは幼馴染、後年小説家になった、
トルーマン・カポーティーをモデルにしている。
学校にも行かず、ほぼ独学の小説家・トルーマン・カポーティーの
「ティファニーで朝食を」は、
華麗な淑女、オードリー・ヘプバーンが小粋なパイプを指で遊ぶ、
原作から離れた、洒落た恋愛映画になって、いささか
拍子が抜けてしまうけど、
裏事情を知らずに観る映画としては、「きれい」。
当時アメリカ文学にかぶれていた私の、僅かな記憶の中で、
「ティファニー・・・」の数年後の「冷血」を読んだときは、思わず、息をのんだ。
それがトルーマンカポーティーの作風ではあったけれど・・・・。
幼馴染トルーマンから、リーへというところ・・・・。