
知らない村や町に訪れた時、
思いがけない、もてなしを受けると、
別れ際、いつまでも背中を見られてないかと、
こちらも気遣い、振り向いてしまうのですが、
「入ってはいけない、集落を歩いている!」
と、直観が正しいと思うと、
髪の毛がほつれ、
バサバサになるほどの冷たさが背中を走ります。
歩けば・・・あちこち見て歩けば歩くほど、
土足で入ってしまった。
ここは観光の場所ではなかった。
そんな思いに駆られた集落、糸魚川市筒井。
漁港が整備されていなかった筒井。
舟屋を砂浜に建て、細々と生活をしていた筒井。
海岸と岩山の間に建てられた民家は、
拡張できない敷地に戦後、
木造の3階にした漁港の集落、筒井。
思いがけない、もてなしを受けると、
別れ際、いつまでも背中を見られてないかと、
こちらも気遣い、振り向いてしまうのですが、
「入ってはいけない、集落を歩いている!」
と、直観が正しいと思うと、
髪の毛がほつれ、
バサバサになるほどの冷たさが背中を走ります。
歩けば・・・あちこち見て歩けば歩くほど、
土足で入ってしまった。
ここは観光の場所ではなかった。
そんな思いに駆られた集落、糸魚川市筒井。
漁港が整備されていなかった筒井。
舟屋を砂浜に建て、細々と生活をしていた筒井。
海岸と岩山の間に建てられた民家は、
拡張できない敷地に戦後、
木造の3階にした漁港の集落、筒井。



「買い物は?」
「そこのスーパーか能生で・・・」
車庫代わりの1階の掃き出しを少しだけ開け、
聞きにくい小声で応えた。
「そこのスーパーか能生で・・・」
車庫代わりの1階の掃き出しを少しだけ開け、
聞きにくい小声で応えた。





舟を出せない舟屋、
20年前、最後の舟屋の主は、
ここ舟屋に戻らなくなった。
話を聞かなければよかった。
「舟屋の人たちは、どちらに?」
「・・・・・・・・!」
応えなかった。
ここは観光地ではなかった。
傲慢な意気込みの自尊心を、ぐちゃぐちゃに崩した糸魚川市筒井。
20年前、最後の舟屋の主は、
ここ舟屋に戻らなくなった。
話を聞かなければよかった。
「舟屋の人たちは、どちらに?」
「・・・・・・・・!」
応えなかった。
ここは観光地ではなかった。
傲慢な意気込みの自尊心を、ぐちゃぐちゃに崩した糸魚川市筒井。















ただ、ここで生活の漁をしていた人たちが、
舟屋で掛け声豊かだった情景を浮かべて、
やがて朽ちて散る、・・・・・舟屋は撮っておきたかった!
舟屋で掛け声豊かだった情景を浮かべて、
やがて朽ちて散る、・・・・・舟屋は撮っておきたかった!