ロッカ アルビーノで造られたこのバルバレスコは1998ヴィンテージのワインです。特別においしいワインを飲みたいと思いセラーから無造作に引っ張りだした1本でしたが。同じことを2月にもしていたことを飲んでいる最中に思い出し無駄な抜栓をしたと後悔しています。理由は前回の時点ではタンニンが舌にべったりとまとわりつき、飲み頃をまだ迎えていないと判断をしたからです。しかし、タンニンがまだこなれていませんが。特徴的な馨しく芳ばしい香りは丹念に練られて作られたココアを連想させ、森の赤い果実の香りはいまだフレッシュで透明感があります。酸は弾力のある柔らかさがあります。しかし、タンニンのざらつきが余韻の心地よさを台無しにしてしまい、早すぎた抜栓が勿体ない気持ちにされました。