イタリアワインかぶれの料理人

イタリアワインとコーヒーが大好きな料理人が、呆れるほど愉快に溢れるイタリアワインの魅力を伝えていきます。

気になっていた、シチリアのカッリカンテ。

2012-02-17 10:25:33 | ブログ
Photo 以前から、気になっていたシチリアのカッリカンテ。今回思いきって高めのエトナ ビアンコ “レ ヴィーニェ ニケ”(Etna Bianco “le Vigne niche”)を2本買いました。たぶんカッリカンテ100%のワインを今まで飲んだことがないと思います。ある本によると、この品種は昔、ブレンド用で今ではエトナ山麓でのみ、作られているようである。シチリアの中でエトナ ビアンコだけが原産地呼称の規格で、このカッリカンテ60%以上となっています。中でも100%で作られるワインは、手元にあるリストの中に、これしかありませんでした。
色が濃いために、ブレンド用に使われていたようであるが。単独で造るには、不向きなブドウ品種なのかもしれません。しかし、カタニア周辺、エトナ山の高い標高と黒い火山礫で、生き生きと本来の性格を開花させているのではないかと想像し、セラーでエイジングをすることにしました。
合わせて買い置きしたワインが、ソアーヴェ クラッシコ “カルヴァリーノ”2009です。このワインはフレッシュな果実味を楽しむことも出来るし、5年くらいのエイジングをすることで、熟成された香りと味わいを楽しむことが出来ると思っています。