今時期の富山の白海老
屈斜路湖のチップなので真っ赤では無いが初夏の魚
ハタは夏に旬の魚だけれど、まぁいいか
シヤコにキンキ、本日色とりどりで実に楽しい

屈斜路湖のチップなので真っ赤では無いが初夏の魚
ハタは夏に旬の魚だけれど、まぁいいか
シヤコにキンキ、本日色とりどりで実に楽しい



今回抜栓したイタリアワインは、ヴァルポリチェッラ スペリオーレ “ラ バンディーナ”(Valpolicella Superiore “La Bandina”) 2001です。このワインは試飲会以外で初めて味わうワインです。もう少し早くに味わっても良かったのですが。ワインの造りが3年単位くらいで変わっているような気がして、今まで延び延びになっていました。私の印象では、同じようなブドウ品種から造られるバルドリーノから軽さが消え、酸の軽快さが薄れたようになり、ヴァルポリチェッラは果実味のふくらみの輪郭が鮮明になったな、と感じています。アマローネは以前より好きでしたが、最近はこのヴァルポリチェッラやバルドリーノを美味しく感じるようになりました。
ラ バンディーナは老けたような外観にはなっていません。落ち着いたルビー色です。サクランボの香りが真っ先に飛び込んできます。しかし、この香りは灌木か胡椒の香りと絡み合って、上品な香りと味わいをつまらなくしています。残念なのがここで、アーモンドのようなナッツの香りと潅木なのかナツメグのようなスパイスなのか、複雑に絡み合ってくれれば好いのですが、時々不協和音になって混乱してきます。これさえなければ上等な南陽を思わせる果実味と酸、そして、美味しい苦みと伴った滑らかなタンニンに心奪われて、一人悦になっているのに、間の悪い奴と思いながら、いつの間にか朝になっていました。