今回、抜栓したイタリアワインはフラスカーティ スペリオーレ “サンタ テレーザ”(Frascati Superior Secco “Santa Teresa”)2012です。
サンタ テレーザは3年くらいのコンディショニングで香りや味わいの輪郭がくっきりと鮮やかになります。香りはセージ、グレープフルーツ、青りんご。ほろ苦さは心地よく落ち着き払っています。酸にも同じことを感じ、複雑では無いけれど、ほっとさせられる安心感があります。
定番の食材はチーズならば、ペコリーノやリコッタなのですが、フンティーナで作るフォンデュータとヴェネト州のアジアーゴです。ほろ苦さは綺麗にエッジが立ち、構えがしっかりしています。しかし、構成が大きくもなく、繊細でもないが、程よい造りが料理とのマッチングの良さを思い浮かべました。