昨夜、抜栓したイタリアワインはヴィーノ ノービレ ディ モンテプルチアーノ “アジノーネ” (Vino Nobile di Montepulciano “Asinone”)1997です。
香りと味わいは今なおフレッシュな感があります。それでも、タンニンは果敢にアタックを仕掛けてきます。リリースされて20年、酸とタンニンが滑らかに親和性を増して行くだけと考えていましたが。力業ではない、力量を試すように攻めきます。
香りは、オレンジピール、桑の実、アイリス、チョコレートを練りわせたような心地よいカオスを感じます。味わいも同じような感があります。それでも、テクスチャーは鮮やかで奥行きの深さを感じました。