唐草文図鐔 (鐔の歴史)
唐草文図鐔 太刀師
室町時代から桃山頃の作であろう、赤銅地の柏文鐔と同様に太刀鐔の造形を打刀の鐔に転じたもの。同趣の鐔で室町時代の太刀鐔と極められた作もあるが、このような文様の配置から考えると、太刀鐔ではなく、打刀に用いられるべく製作されたものであることがわかる。明らかに太刀様式を残しているものであり、時代は、大きく眺めてのもの。山銅地の耳を局厚に仕立て、地は薄手、地と耳に薄肉彫で唐草文を彫り出している。74.8ミリ。
唐草文図鐔 太刀師
室町時代から桃山頃の作であろう、赤銅地の柏文鐔と同様に太刀鐔の造形を打刀の鐔に転じたもの。同趣の鐔で室町時代の太刀鐔と極められた作もあるが、このような文様の配置から考えると、太刀鐔ではなく、打刀に用いられるべく製作されたものであることがわかる。明らかに太刀様式を残しているものであり、時代は、大きく眺めてのもの。山銅地の耳を局厚に仕立て、地は薄手、地と耳に薄肉彫で唐草文を彫り出している。74.8ミリ。