雪華文透図鐔 (鍔の歴史)


雪華文透図鐔 古金工
太刀にも打刀にも使用したであろう鐔。かつて紹介したことのある鐔だが、この存在感が興味深いので紹介する。
六ツ木瓜形の六方に猪目を配し、地面には毛彫で唐草文を廻らしている。素材は山銅あるいは真鍮、古拙な魚子地とし、恐らく別彫りした雪華の透かし文を嵌め込んでいる。文様の方向性に天地が想定されていないことから、太刀にも打刀にも使用可能な鐔として製作されたもの。大きく桃山頃と捉えたが、戦国時代を含めてのもので、室町時代末期の可能性もある。85ミリ。□


雪華文透図鐔 古金工
太刀にも打刀にも使用したであろう鐔。かつて紹介したことのある鐔だが、この存在感が興味深いので紹介する。
六ツ木瓜形の六方に猪目を配し、地面には毛彫で唐草文を廻らしている。素材は山銅あるいは真鍮、古拙な魚子地とし、恐らく別彫りした雪華の透かし文を嵌め込んでいる。文様の方向性に天地が想定されていないことから、太刀にも打刀にも使用可能な鐔として製作されたもの。大きく桃山頃と捉えたが、戦国時代を含めてのもので、室町時代末期の可能性もある。85ミリ。□