太刀鐔 (鍔の歴史)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6b/3f/3b8e72c369d84e8a3279ae3b4e3f8197.jpg)
太刀鐔 写し
鎌倉時代を想定し、現代金工によって製作された兵庫鎖太刀の写しである。鞘の装飾は金の下地に銀を用いて文様が映えるよう構成された華やかな作ながら、鐔は文様のない質素な風合い。銀地泥障形(あおりがた)で磨地仕上げ。大切羽を菊花形に仕立てて鐔の装飾としている。この種の鐔は比較的装飾性に乏しい。
泥障とは鞍の下に装着する馬具の一つ。鐔がこの形状に似ていることからの呼称。太刀鐔においては、上部がやや広く、下部が狭い偏った角丸形と考えれば良い。江戸時代に打刀拵の鐔としても泥障形は流行している。打刀拵の場合には、逆に、上部がわずかに幅の狭い偏角丸形となる。
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太刀鐔 写し
鎌倉時代を想定し、現代金工によって製作された兵庫鎖太刀の写しである。鞘の装飾は金の下地に銀を用いて文様が映えるよう構成された華やかな作ながら、鐔は文様のない質素な風合い。銀地泥障形(あおりがた)で磨地仕上げ。大切羽を菊花形に仕立てて鐔の装飾としている。この種の鐔は比較的装飾性に乏しい。
泥障とは鞍の下に装着する馬具の一つ。鐔がこの形状に似ていることからの呼称。太刀鐔においては、上部がやや広く、下部が狭い偏った角丸形と考えれば良い。江戸時代に打刀拵の鐔としても泥障形は流行している。打刀拵の場合には、逆に、上部がわずかに幅の狭い偏角丸形となる。