剣巻龍図目貫 (鍔の歴史)


剣巻龍図目貫 後藤栄乗
後藤宗家六代栄乗。色合いの明るい上質の金無垢地を容彫にし、不動明王の化身である剣に巻きついて呑み込まんとしている場面を描いた作。この図を倶利迦羅とも言う。刀身彫刻にある剣巻龍とは、長手方向に画面サイズが異なることから意匠も異なり、がっちりと巻き付いた龍の姿を高肉に表現している。裏面を見ても判るように、打ち出し強くふっくらとし、際端を絞ってさらに立体感と量感を高める工夫をしている。


剣巻龍図目貫 後藤栄乗
後藤宗家六代栄乗。色合いの明るい上質の金無垢地を容彫にし、不動明王の化身である剣に巻きついて呑み込まんとしている場面を描いた作。この図を倶利迦羅とも言う。刀身彫刻にある剣巻龍とは、長手方向に画面サイズが異なることから意匠も異なり、がっちりと巻き付いた龍の姿を高肉に表現している。裏面を見ても判るように、打ち出し強くふっくらとし、際端を絞ってさらに立体感と量感を高める工夫をしている。