波龍図鐔 (鐔の歴史)
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![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2b/5e/b91da356afbb79e51c6587de288795c8.jpg)
波龍図鐔 加賀後藤
龍が波間に顔を出した場面を描いた、巧みな構成が魅力の鐔で、加賀後藤と極められている。赤銅魚子地高彫に金色絵。鐔の上部に洲浜形に大地を表現し、大海原を波文で、龍は高彫に金色絵。後藤の龍であるが、宗家にはない図柄である。意匠は、桃山頃に流行し始めた風景の文様化、即ち、後に琳派と呼ばれる風合いを漂わせている。装剣小道具として、刀を装う金具としての位置付けは確かにあるのだが、その装飾性は、時代の下がるに従って多様性を帯びてくる。
69ミリ。
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波龍図鐔 加賀後藤
龍が波間に顔を出した場面を描いた、巧みな構成が魅力の鐔で、加賀後藤と極められている。赤銅魚子地高彫に金色絵。鐔の上部に洲浜形に大地を表現し、大海原を波文で、龍は高彫に金色絵。後藤の龍であるが、宗家にはない図柄である。意匠は、桃山頃に流行し始めた風景の文様化、即ち、後に琳派と呼ばれる風合いを漂わせている。装剣小道具として、刀を装う金具としての位置付けは確かにあるのだが、その装飾性は、時代の下がるに従って多様性を帯びてくる。
69ミリ。