①
エイズ検査目的の献血はやめてください!
エイズウイルスや肝炎ウイルスの感染初期には、強い感染力を持つにもかかわらず、最も鋭敏な検査方法を用いても検出できない期間があります。
このような感染初期に、エイズウイルスなどの感染の有無を確認しようと献血時の検査を利用すると、安全検査をすり抜けた血液が、輸血を必要とする患者さんにウイルスを感染させてしまうことになりますので、検査目的での献血は絶対にやめてください!
また、献血では、エイズ検査の結果をお知らせしていません!
□献血時の検査結果について
ご希望の方に以下の検査結果がお知らせされます。
(1)お知らせされる検査項目
・血液型検査、生化学検査 ・血球計数検査
(2)検査で異常を認めた場合にお知らせされる項目
・B型、C型肝炎ウイルス検査 ・梅毒検査 ・ヒトT細胞白血病ウイルス1型(HTLV-1)検査
□性感染症などにより献血できない場合があります
現在、エイズや肝炎は主に性交渉により若い世代に広がっています。
以下は、いずれも感染の危険性が高い行為となりますので、過去6か月以内に該当する場合は献血できません。
(a)不特定の異性又は新たな異性との性的接触
(b)男性どうしの性的接触
(c)麻薬、覚せい剤を使用
(d)上記(a)~(c)に該当する人との性的接触
□エイズの検査や相談について
エイズの検査や相談をご希望の方は最寄りの保健所にお問い合わせください。
保健所ではエイズ検査を匿名、無料で受けることができます。
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■ 受けるべきと推奨されているがん検診
対象臓器 推奨されている検診方法 対象と適切な受診期間
胃 胃X線 40歳以上の男女、年に1回
子宮頸部 細胞診 20歳以上,2年に1回
乳房 視触診とマンモグラフィ(乳房X線)の併用 40歳以上,2年に1回
肺 胸部X線と喀痰検査(喫煙者のみ)の併用 40歳以上の男女、年に1回
大腸 便潜血検査 40歳以上の男女、年に1回
出典:国立がんセンター予防・検診研究センター「がん検診読本」2006