toshiの「読書日記」

忘備録を兼ねて読んだ本の感想などを書いています。個人的な感想なので不快に思われたりすることも有るかもしれませんがご容赦。

「スタンダップダブル! 甲子園ステージ」 小路幸也

2021年08月24日 | 読書日記
「スタンダップダブル!」続編。

北北海道大会を勝ち抜いて甲子園に進んだ神別高校野球部が優勝するまでの物語。

「スタンダップダブル!」と同じくシンジと絵里が交互に語る形式になっている。
前作とは違い、シンジの方の話はもう優勝するのは見えていて、絵里の話の方がメインストーリになっている。
シンジの試合の場面を途中で切って、絵里の話に変わって、次にシンジの話になって時試合が終わってるという書き方は、野球が主題の小説ではないので良い方法かと思うが、絵里の話になったとき前作と同じく時間が前後するところが分かりにくい。
絵里の話の区切るポイントをもうちょっと考えて欲しかった。

話の流れから優勝するのは分かっていたけれど、流石に感動のクライマックスを用意してありました。
後日譚も良い感じで、続編の予感も。
ただ、監督の家にシンジが呼ばれたとき絵里がいた理由が不明。

シンジの話も絵里の話も思いっきりご都合主義のストーリ展開だけど、いつもの小路幸也らしくて気にならない。





角川春樹事務所

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 「スタンダップダブル!」 ... | トップ | 「羊と鋼の森」 宮下奈都 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

読書日記」カテゴリの最新記事