toshiの「読書日記」

忘備録を兼ねて読んだ本の感想などを書いています。個人的な感想なので不快に思われたりすることも有るかもしれませんがご容赦。

「箱庭の巡礼者たち」 恒川光太郎

2024年12月31日 | 読書日記

「怪と幽」に掲載された6つの短編と、インターミッションのような5つの書き下ろしで構成。

掲載小説のほうは独立していたり緩く繋がっていたりという内容だけど、書き下ろしの作品を間において無理やり繋げた感じ。
掲載小説はどれも良いので、余計な小細工は無い方が良かったと思う。

 

 

 

2022.7.4

KADOKAWA

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「北宇治高校吹奏楽部、決意の最終楽章」 武田綾乃

2024年12月29日 | 読書日記

いよいよこれで最後。
いかにも武田綾乃らしい予定調和で終わったけれど満足。

もし続編が出るなら、久美子の先生編よりも秦達後輩の物語が読みたい。

 

 

 

 

2019.5.1

宝島社(前後2編)

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「博士の長靴」 瀧羽麻子

2024年12月28日 | 読書日記

家族(一話だけそのお隣さん)が順番に主人公(またはその関係者)になっていく6篇の連作短編集。

最初の話を続けて最後の話と結びつけるような構成にした方がずっとまとまりが有って面白いと思うんだけど。
第3話とか第4話なんか何のために有るのか・・・。無い方が良い。

 

 

 

2022.3.14

ポプラ社

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「白線以外、踏んだらアウト」 田丸雅智

2024年12月27日 | 読書日記

星新一以外のショートショート(ちょっと長めだけど・・)集ですべての作品が面白いと思ったのはこれがはじめて。
「おとぎカンパニー」ははじめて読んだけど、シリーズになっていて他にも色々出ているようだから読んでみよう。。

 

 

 

 

2024.3.30

光文社

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「特撮家族」 高見澤俊彦

2024年12月26日 | 読書日記

知らない著者だったので紹介を見たら音楽系の人と言うことだったし、タイトルも表紙もイマイチ感が有り、期待せずに読んだけど、予想外に面白かった。
清水義範が書いたと言われても納得してしまう内容と完成度。
大変失礼しました。

 

 

 

 

2023.4.10

文藝春秋

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「おばさんになっても抱きしめたい」 平安寿子

2024年12月25日 | 読書日記

アラサーとその上司の40代の二人のシングル女性の物語。
二人がセクションごとに主人公となりながら進んでゆく。
ストーリは面白かったけれど、どちらの女性にも共感できなかった。
登場する曲がビートルズ以外知らないものばかりで、そこも良く分からなかった。

 

 

 

 

2014.3.20

祥伝社

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「カメオ」 松永K三蔵

2024年12月23日 | 読書日記

犬のカメオを成り行きで押し付けられてそのままなし崩し的に飼うことになった主人公の物語。
一緒にいるうちに徐々にカメオに愛情を持ってしまうけれど、マンションでは飼い続けられなくて悩む主人公。
ほぼほぼ思った通りのストーリ展開、そしてラストだったけれど、中編だったせいか最後まですんなり読めた。

 

 

 

2024.12.10

講談社

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「花咲小路二丁目中通りのアンパイヤ」 小路幸也

2024年12月23日 | 読書日記

「花咲小路」シリーズの第8弾。

前作はSFファンタジに走ってしまい今後このシリーズはどうなっていくのか心配したけれど、原点回帰した模様でヤレヤレ。
あのエピソードも、そのエピソードもみんな伏線でした。

 

 

 

2024.12.9

ポプラ社

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「神様のすること」 平安寿子

2024年12月21日 | 読書日記

第一話を読み始めて奇妙な行動を取った主人公の母が亡くなるまでの物語を描いた小説かと思ったら、第二話の途中から話がどんどん違う方向に行ったきり帰ってこなくなる。
もしかして作者の自叙伝的エッセイ風小説?
最後まで面白かったから、どうでも良いんだけど(笑)。

 

 

 

 

 

2010.1.25

幻冬舎

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「うるさいこの音の全部」 高瀬隼子

2024年12月20日 | 読書日記

中編の表題作と、その後日譚の短編「明日、ここは静か」と言う構成。

表題作は主人公の書く小説と主人公の話が交互に語られるけれど、小説の内容がが主人公の生活と徐々にシンクロしていって最後には混沌としてしまう。
私が区別できなくなっただけなのか、そういう意図で書かれたのかは分からないけれど・・・。

私が読んだ高瀬隼子の中では一番良かったけれど、どちらの作品も良く分からなかった。
私には高瀬隼子は合わないのかも・・・。

 

 

 

 

 

 

2023.10.10

文藝春秋

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「そして、バトンは渡された」 瀬尾まいこ

2024年12月20日 | 読書日記

主人公の状況設定がぶっ飛んでいるうえ、登場人物達のキャラ設定も絶妙なので、第一章はそれらを説明するために有るみたいな感じ。
短い第二章がその応用編のような位置づけだけど、上手くまとまっている。
バトンは親から夫へ渡されたわけですね。

実父と継母が離婚した場合、その子供を継母が引き取ると言うことが有るんですね。。

 

 

 

 

 

2018.2.25

文藝春秋

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「レッツゴー・ばーさん!」 平安寿子

2024年12月18日 | 読書日記

若い人なら笑って読み飛ばせるような話だけど、参考になったり、あるいは身につまされたり・・・。
でもお楽しみはこれからだ!!

 

 

 

 

 

 

2014.12.10

筑摩書房

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「暗号の子」 宮内悠介

2024年12月17日 | 読書日記

技術的な話は理解できたけど、哲学的なストーリはイマイチ分からなかった。

著者があとがきに書いているように最後の「ペイル・ブルー・ドット」が一番良かった(と言うより唯一良かった・・)。
30年くらい前に宇宙に行ったマイコンはサイプレスが作った特別仕様の8085(Z80だったか?)って聞いた覚えが有るけれど、ラズパイやPICはそのまま宇宙で使えるんだね。。

 

 

 

 

2024.12.10

文藝春秋

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「ゴルフ場には死体がいっぱい」 江上剛

2024年12月16日 | 読書日記

タイトル通りゴルフ場で殺人事件が起きるミステリ短編集。
ゴルフはルールも分からないので、ゴルフに関する部分はサッパリ分からなったけれど、トリックがゴルフに特化したりとかでは無かったのでストーリが理解できないと言うことはなかった。

本格ミステリでは無いけれどコージーミステリでもない・・と言うちょっと中途半端な感じ。
江上剛はミステリより社会派小説の方が良い。

 

 

 

 

 

2024.11.29

日刊現代(発売:講談社)

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「その噓を、なかったことには」 水生大海

2024年12月15日 | 読書日記

意外な結末の短編集。
と言っても、その結末に納得できたのは「まだ間に合うならば」くらい。

「三年二組パニック」と「家族になろう」もそこそこ面白かったけれど、後の2篇は途中経過は良かったもののラストは・・・。
もしかしたら、私の理解が及ばなかったのかも。。

 

 

 

 

 

2024.11.23

双葉社

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