いろいろ有ったけれど、何とかなるんじゃないの・・・と言った内容の短編集。
どの作品もギリギリ及第点と言った感じ。
2014.11.25
講談社
いろいろ有ったけれど、何とかなるんじゃないの・・・と言った内容の短編集。
どの作品もギリギリ及第点と言った感じ。
2014.11.25
講談社
片付けることで気持ちを新たに進み始めると言った内容の連作短編集。
良く有るタイプの作品だけど、「片付け」がテーマと言うのは斬新。
でも、考えてみれば片付けることで気分が変わると言うのは腑に落ちるかな。
2022.3.10
中央公論新社
女性が市議会議員、そして市長になって町を変えて行く物語。
面白くて一気に読んでしまったけれど、内容はこの手の話のステレオタイプで、ご都合主義も良いところでリアリティは全く無い。
あり得ない旧態依然の町を都会から来た一人の女性が改革していく様子は読んでいて気持ちいいけれど、もう少し在りえそうな設定とストーリ展開だと、もっと楽しく読めたのに。
そして主人公を含め、出馬する気が無い人達がその気になるまでの葛藤とか、市会議員たちの意識が変わる様子を丁寧に書いて欲しかった。
2022.5.23
講談社
ふとしたきっかけで古本屋で読書会をすることになった6人の物語。
目次をみると6つの見出しが有るので、一人ずつの話が連作短編集のようになっているかと思いきや、5話で店が閉じられることになり、最後の話の応答で主催者の店主が亡くなってしまう。
1話から5話までは読書会を通じてそれぞのメンバーが希望を持つようになっていく物語で、最終話はみんなで店主を偲ぶ話。
最後の最後は思った通りの展開で終了。
読んで良かったの一冊かな。。
2024.10.25
幻冬舎
今年の乱歩賞受賞作ということだけど、私にはピンと来なかった。
巻末の選考委員の選評でも賛否両論で、手放しで褒めている人は少ないし期待外れと言っている人もいる。
まずただでさえ分かりにくい内容なのに、途中まで伊佐を主人公にした細切れの話の間に、それより数年前の鑑を主人公にした話がやはり細切れに挟まっていて、読みにくくて仕方ない。
そして主人公たちの行動原理も全く納得できないので、物語に入り込むこともできなかった。
最初の描写では大門が橋の手前となっているのに、表見返しのイラストやその後の描写とでは橋を渡った島の入り口となっていて場所が違っている。
2024.10.21
講談社