ループ量子重力理論に基づいてブラックホールの変化を解説した本。
ブラックホールが時間とともに変化し、一般相対性理論が破綻した次の瞬間からホワイトホールとなるという理論の説明書だけど、ホワイトホールは時間が逆行すると言うことで、後半は時間についての考察となる。
時間とは平衡状態(熱力学的に言えばヒートデスことだと思う)に向かって流れていると言う説明だけど、哲学的な内容はともかく神話の抜粋みたいな話が随所に登場するのはかえってわかりにくい。西洋の人にはお馴染みなのかな??
学生時代に教わった量子力学からだいぶ進歩してきたと思った。
2025.2.25
NHK出版