toshiの「読書日記」

忘備録を兼ねて読んだ本の感想などを書いています。個人的な感想なので不快に思われたりすることも有るかもしれませんがご容赦。

「ブラックホールは白くなる」 カロル・ロヴェッリ 訳:富永星

2025年03月19日 | 読書日記

ループ量子重力理論に基づいてブラックホールの変化を解説した本。

ブラックホールが時間とともに変化し、一般相対性理論が破綻した次の瞬間からホワイトホールとなるという理論の説明書だけど、ホワイトホールは時間が逆行すると言うことで、後半は時間についての考察となる。
時間とは平衡状態(熱力学的に言えばヒートデスことだと思う)に向かって流れていると言う説明だけど、哲学的な内容はともかく神話の抜粋みたいな話が随所に登場するのはかえってわかりにくい。西洋の人にはお馴染みなのかな??


学生時代に教わった量子力学からだいぶ進歩してきたと思った。

 

 

 

2025.2.25

NHK出版

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「ミナミの春」 遠田潤子

2025年03月17日 | 読書日記

同じ人が重要人物として登場したり、象徴的に登場したりと緩く繋がっている短編集。

どの話も主要な登場人物達の行動原理に納得できないところが多くて違和感があるけれど、今まで読んだ遠田潤子の中では一番しっくり来た感じ。
最初の話の後日譚となる最後の書き下ろし作品が一番良かった。

 

 

2025.3.10

文藝春秋

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「同居鮨」 原宏一

2025年03月16日 | 読書日記

サブタイトル通り「間借り鮨まさよ」の第二弾。

より人情噺度が増した感じ。
続編も期待。

 

 

 

2024.5.25

双葉社

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「親の家が空き家になりました」 葉山由季

2025年03月15日 | 読書日記

母の死、相続に関するきょうだいの確執、そしてメーンテーマ実家の空き家を巡る物語と続く。

身につまされることも有れば参考になることも有り、ストーリも面白かった。
ただ主人公も含めて登場人物達のキャラがイマイチはっきりしていないところが残念。

 

 

 

2024.9.21

潮出版社

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「間借り鮨まさよ」 原宏一

2025年03月14日 | 読書日記

飲食店の営業していない時間に間借りして鮨屋を開業するまさよさんの活躍する3つの物語。
と言ってもまさよさんが大活躍という感じではなく、わきからちょっとアドバイスするといったところ。

どの話も悩んでいる主人公がまさよさんのおかげで心機一転再出発するという内容。
特異な設定だけど、あまり違和感無く最後まで楽しめた。
今まで読んだ原宏一作品の中では一番良かった。
続編は無いのかな??

 

 

 

 

 

2023.1.22

双葉社

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