連作短編集。
一話ずつ主人公は変わっていくけれど、微妙に話が繋がっていて、それぞれの話に脇役で登場する映画のスクリプター(記録係)の女性が主要な役割を果たす。
映画にはまるで興味が無いので良く分からないことが多いけれど、業界用語(「ジャーゴン」と言うらしい)はコンサートと共通するところが結構あることが分かった(笑)。
サブタイトルに「スクリプターの事件File」とあるけれど、事件と言うほどのことでも無いものもあって、単にスクリプターの真野韻(まのひびき)が優秀で鋭いというお話と言う感じ。
中にはこじつけみたいな話もあり、設定の良さを生かし切れていない感じでちょっと残念。
ところで第6章はどう解釈したら良いんだろう?
それぞれが独立した短編集の体裁だけど、各話は第〇章となっているし、最後の第7章まで行くと一つの長編として完結するようになっている。
良く有るパターンではあるけれど、取って付けた感じではなくそこは上手く纏められている。
第7章から推察すると、第6章は韻の仕組んだ完全犯罪ということなんだろうな。
角川春樹事務所
一話ずつ主人公は変わっていくけれど、微妙に話が繋がっていて、それぞれの話に脇役で登場する映画のスクリプター(記録係)の女性が主要な役割を果たす。
映画にはまるで興味が無いので良く分からないことが多いけれど、業界用語(「ジャーゴン」と言うらしい)はコンサートと共通するところが結構あることが分かった(笑)。
サブタイトルに「スクリプターの事件File」とあるけれど、事件と言うほどのことでも無いものもあって、単にスクリプターの真野韻(まのひびき)が優秀で鋭いというお話と言う感じ。
中にはこじつけみたいな話もあり、設定の良さを生かし切れていない感じでちょっと残念。
ところで第6章はどう解釈したら良いんだろう?
それぞれが独立した短編集の体裁だけど、各話は第〇章となっているし、最後の第7章まで行くと一つの長編として完結するようになっている。
良く有るパターンではあるけれど、取って付けた感じではなくそこは上手く纏められている。
第7章から推察すると、第6章は韻の仕組んだ完全犯罪ということなんだろうな。
角川春樹事務所