さざえのつぶやき

音楽活動を中心に、日頃の思ったこと感じたことを日記のように綴っていこうと思います。

朝起きて、夜は寝る。

2011年01月30日 | 下手の歌好きソングライターのつぶやき
飽食の時代、物が周りにあふれかえっているのに、僕らは「何か足りない」などとたやすく口にする。 「なんかいいことないかな~」って、自分が幼かった頃の時代を思い起こせば、どれだけ部屋の周りに贅沢品や不必要なものがあるか・・・でも、それがなければ生きていけないとまでは言わないが、心が落ち着かないのである。
僕が今触っているパソコンもそう、一家に一台のテレビのような存在になりつつあるし、誰が読んでくれるかもわからないのに、それを使っては自分発信に勤しむ。

その昔、夜はみんな寝る時間だった。
夜の8時、9時には店は閉まり、自動販売機だって12時には販売中止になった。
人が深夜、出歩いてる事自体、おかしく思われた時代があった。
テレビも深夜は砂嵐になって、深夜のラジオ番組が唯一の楽しみで・・・。

いまはどうだろう・・・煌々と明かりを照らしまくる、コンビニエンスストア、24時間営業の大型スーパー、そしてついに出来てしまったネットカフェの存在。

世の中はエコ、エコ、エコ!! 何がエコやねん!! 
24時間営業廃止こそがエコちゃうんかいな!! と思うのは僕だけだろうか?

人が深夜、昼間と何ら変わらず、同じように出歩いている。
だから、犯罪も増えたのだろうし、おかしいことを、おかしいと判断出来ない。

いまなら、まだ24時間営業廃止に、人は順応出来ると思うんやけどなあ・・・あかんかなあ。 慣れると思うんやけどなあ・・・そんな斬新な政策を打ち出す人いないかなあ・・・。

朝日とともに起きて、昼間は猟に出かけ、そして夜は寝る。

こんな時代も、あったのね。


おかいさん

2011年01月30日 | 下手の歌好きソングライターのつぶやき
今日は音楽仲間でもある親友の、真ちゃん・和ちゃん夫妻宅へ夕方から遊びに行った。
もちろん目的は、和ちゃんの手作り料理だったりするわけであるが、音楽談議・世間話をしながらの食事はとても美味しくて楽しかったのだが、何よりも嬉しかったことが、随分ご無沙汰だった「茶粥」をご馳走になったことだ。
僕は吉野の生まれ、幼いころから主食のように茶粥を食べて育った。夏場は、この茶粥を冷蔵庫できんきんに冷やして、塩こんぶやら、かつお節、白菜の漬物なんかで思いっきり口にかき込む・・・これがもうたまらなく美味いのだ!! 茶粥は大和の名物と云われるが、同じ奈良県内でも、場所によって炊き方が違い、観光地なんかで「わざわざ出される
茶粥」は、色も薄めのサラサラした食感。 だけども、僕が育った吉野の家では、半ば糊状態のどろどろ感があって、御碗に入れるとどっしりする感じ・・・。
そんな茶粥も、いつしか結婚する前、そうだな・・・吉野を離れて住むようになった頃から、一度も食べていなかったのだから、20年以上のご無沙汰なのである。
それを和ちゃんは作ってくれたものだから、もうたまらなく懐かしく、たぶん一人だったら涙を流しながら食べていたかもしれない。(^^;
僕は食べながら「こんなん食べてたら、昔のいろんなこと思い出すわ」と言いながら、実際に頭の中には、赤い蓋がついた凹みだらけの寸胴鍋を鮮明に思い出していた。
水気がなくなった茶粥に、上からやかんのお茶を足しながら火をつける。 そしてまた残ったままになると、鍋の中で固まるのでやかんのお茶を足す・・・の繰り返し・・・こう書くと少なくとも僕の家の茶粥は、あまり美味しそうにない食べ物に思われるが、僕は毎日のようにそれを食べながら大きくなったのも事実。
本当に今日は嬉しかった。 もちろん、他の手料理も美味しかったけど、せつないくらいに茶粥が美味しかったのです。 ありがとう、和ちゃん。(^^)