さざえのつぶやき

音楽活動を中心に、日頃の思ったこと感じたことを日記のように綴っていこうと思います。

親父の味

2016年12月04日 | 下手の歌好きソングライターのつぶやき
最近は朝が辛くても、出来るだけ弁当を作って出勤することにしている。 弁当と言っても、簡単なワンパターン、玉子焼き、ウインナーもしくはおさかなハンバーグ、そしてピリ辛こんにゃくの煮物だ。
彩りが悪く、せめてキャベツを炒めるかサヤエンドウでもあれば入れていくんだが・・・緑・黄・赤があれば美味しく見えるのはわかってるんだけどね。

このピリ辛コンニャクの煮物は死んだ親父がよく作ってたのを思い出して真似たもの。 辛子入りコンニャクを切ってねじり、鍋の中で醤油・みりん・黒砂糖・タカノツメ・一味唐辛子・カツオ節もしくはカツオだしと一緒に、水気がなくなるまで炊くだけ。 時々、椎茸やニンジンなんかも入れて煮込むけど、ポイントは「涙と汗が出るくらい唐辛子を入れる」こと(苦笑) たぶん、親父の煮つけ方より美味いと思う。



親父は結構何でも作ってた。 別におかん(母親)が料理出来ないわけじゃなく、夜中に腹が減ったら残り物で焼き飯を作ったり、メリケン粉と砂糖だけで蒸しパンもどき?を作ったり、柿の葉寿司も作ってたことがあったなぁ、あとよく食わされたのはホルモン焼き。 焼肉なんて食える裕福な家じゃなかったから、センマイやらミノやらチジ・テッチャンなんかをキャベツと一緒にニンニク醤油で鉄板の上で焼きながら食うんだけど、美味かったなぁ・・・そういえば肉じゃがもホルモンだった。 俺はどちらかというと、おかんの味付けより、親父の味付けが好きだった。(いま、仏壇の電気が一瞬揺れた気がした) 
そう言えば俺も親父と同じことをしてるよな。 時々嫁が夜勤の夜や寝てる間に、好きなもん作ってはこっそり食ってるしw 冷蔵庫の中の残り物で創作するのが楽しいんだよね。

ただ悔しいのは、未だに親父がよく作ってくれた「焼き飯」の味が出せないこと。 冷や飯・玉ねぎ・ニラ・卵・ラード だけで作るシンプルな焼き飯なのに・・・。