最近の音楽には「怒り」がない。

ここ最近、寝る前にしばらく自分を見つめなおす習慣がついている。「一日よく頑張ったな」と自分を褒めてあげて眠りにつくといいと言われたので実行するつもりが、逆に「これでいいのか俺？」みたいな時間になってるかも知れない（苦笑）　そんな中で、毎日の仕事での人材不足の悩みもあれば、それに伴って音楽活動がうまくいかない腹立たしさもあったりして、何かしらストレスを蓄積してしまう。　昨夜も眠りにつけなくなってしまったので、しばらくYoutube動画を何気なしに見てたら、最近のロックミュージックを語るみたいな過去の番組があって、それを観ながら眠りを誘うつもりが、興奮してしまったコメントがあった。　
最近の音楽には怒りがない・・・。
これをきいて自分自身ハッと気づいたんだ「俺も昔はそうだったよなあ」って。　アマチュアでありながらも、初めてギター片手に歌うようになった頃は、もちろん女にもてたい、注目されてみたいという下心も多少はあったよ、でも歌いたいと思ったきっかけは、「自分のメッセージを曲にして歌いたい」という思い、そう、何かしら若僧なりの「怒り」があったことには間違いなかった。　ラブソングも作ってたけど、メッセージソングもたくさん作ってたなって・・・。　ラブソングもメッセージソングと言えばそうかも知れないけど、あの頃の俺は、浜田省吾や佐野元春、尾崎豊を聴きながら熱くなっていたし、スプリングスティーンで魂を震わし、ジョンの言葉で世界平和を想像してたんだ。

歳と共に、落ち着いた歌を、周りを楽しませる歌を歌って行こうか・・・なんて最近思い始めてたのかも知れない、いや！俺はやっぱりまだ叫んでいたい！　世界と言うデカい規模を歌う事など出来ないけど、己に対しての自問自答でもいい、とにかく何かに向かってそれは「叫ぶ」ことが俺にとって歌いたかった歌なんだと再確認が出来た。　

叫びを忘れたら、ただのオッサンになる・・・。

来年はYajirobeだけに逃げず（正直、楽してた部分もあるからねｗ）ながたたかしソロの活動も活発にしたいという思いはある・・・あるんだけどね（苦笑）その前に、まず食うため遊ぶための仕事を落ち着かせなければ・・・。