さざえのつぶやき

音楽活動を中心に、日頃の思ったこと感じたことを日記のように綴っていこうと思います。

名もない恋愛

2008年06月22日 | 下手の歌好きソングライターのつぶやき
週末にかぎって、やっかいな仕事が飛び込んでくるもので、お互い待ち合わせた時間に来れたのは、もう、夜の9時を過ぎていた。

それに天気が悪い・・・これから和歌山の海まで走ろうと言うのに、これじゃ大荒れのドシャ降りドライブになりそうだ。

「海に浮かぶ月がみたい・・・」

カーステレオに YUKIHIRO TAKAHASHI のCDをセット・・・。

どんなに天気が悪かろうと、どんなに道が遠かろうと、おしゃべりな二人には関係ない事で・・・どんな時間も楽しいものだ。

途中、コンビニで選ぶ余地なしの、売れ残りのおにぎりとパン、そしてお茶と缶コーヒーを買う。

国道沿いの「えさ」と書かれた大きな看板のつり具屋と、コンビニの明かりだけが目立つようになってきた・・・海だ。

磯の匂いが嫌いだった彼女も、いまでは海が近づいてくると、車の窓を開けて匂いを確かめるまでになっていた。

「いつもの場所・・・わかってる?」

「あたりまえ、誰かさんが駄々こねて、飛び降りるとか言った場所やろ?」

「ふん!」


名前の知らない浜辺・・・そして小さな防波堤。

でも、ここから見る月がきれいだったので、毎年この場所にやってくる。

そして、キスをする・・・それが、ふたりがふたりでいることの確認・・・儀式。

カーステレオからは、 YUKIHIRO TAKAHASHI 「名もない恋愛」が流れる・・・。


    名もない男と女 二人の心には
    いつも一緒という 形に出来ないしあわせ

    名もない男と女 二人のあいだには
    呼び合う言葉が 愛を競わないしあわせ

    ・・・・・・・・・・・・・・・・・・。

   

最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。