サラリーマン当時一番世話になった尊敬する上司の悲報が届く。数年前に奥様に先立たれ独居暮しだったらしく81歳での哀しい孤独死だった。仕事には殊さら厳しかったが冗談好き、酒にも強く根っから心優しい営業トップだった。
『時は命なり。時計の針は時間を刻んでいるのではない。自分の命を刻んでいるのだ。神はすべての人に1日24時間を与えられた。時間だけは金持ちにも貧乏人にも平等であるが、取り返しがつかない。』(安藤百福)
入社から20年間、仕事の基本から商談ノウハウ、リーダーシップ、マネジメントなどを教わり、役職につくとあらゆることにチャレンジしながらチャンスの掴み方、シュミレーションという考え方を修得させてもらった。失敗したり恥をかいたりと紆余曲折あったもののあの頃を今さらながら思い出す。ご冥福を心から祈りたい。