岩田亨の短歌工房 -斎藤茂吉・佐藤佐太郎・尾崎左永子・短歌・日本語-

短歌・日本語・斎藤茂吉・佐藤佐太郎・尾崎左永子・社会・歴史について考える

かまくら歌会:2020年10月

2020年10月13日 00時55分48秒 | 歌会の記録(かまくら歌会・星座・星座α・運河)
かまくら歌会:2020年10月

 かまくら歌会は今回もネットで出詠、ネットで意見交換のかたちだった。

 僕の指摘した点。

「固有名詞が鎌倉以外で通じるか」「有名な人物の名前に引っ張られすぎていないか」

「余計な説明は要らない」「着眼点の良さが必要」「て・て動作を順直に言い過ぎていないか」

「やや日常報告的か」「10年先に通じるか」「洒落ているが、作品の深さが欲しい」

「少し格好のつけすぎか」「不要な動詞はないか」「一読して歌意が取れない」

「愚痴になっていないか」「状況がすっとはいってくるか」「結句の逆転が効いている」

「もっと的確な言葉はないか」。

 これは僕の受け止めであって、必ずしも正解ではない。だが「運河」「星座」「星座α」の歌会、「星座」の校正会で尾崎主筆に直接教えられたこと、「詩人の聲」の体験。この20年余りに身についた直観的なものだ。そう的外れではないだろう。

 僕の出詠歌は相聞。このごろ相聞を多く詠むようになった。




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