かまくら歌会:2020年10月
かまくら歌会は今回もネットで出詠、ネットで意見交換のかたちだった。
僕の指摘した点。
「固有名詞が鎌倉以外で通じるか」「有名な人物の名前に引っ張られすぎていないか」
「余計な説明は要らない」「着眼点の良さが必要」「て・て動作を順直に言い過ぎていないか」
「やや日常報告的か」「10年先に通じるか」「洒落ているが、作品の深さが欲しい」
「少し格好のつけすぎか」「不要な動詞はないか」「一読して歌意が取れない」
「愚痴になっていないか」「状況がすっとはいってくるか」「結句の逆転が効いている」
「もっと的確な言葉はないか」。
これは僕の受け止めであって、必ずしも正解ではない。だが「運河」「星座」「星座α」の歌会、「星座」の校正会で尾崎主筆に直接教えられたこと、「詩人の聲」の体験。この20年余りに身についた直観的なものだ。そう的外れではないだろう。
僕の出詠歌は相聞。このごろ相聞を多く詠むようになった。