「運河の会」かながわサロン 2014年6月14日 於)県民活動サポートセンター
1、短歌の素材:
「眠りを起こす携帯電話の音」「外国に赴任する俄か教師」「五月雨に煙る里山」
「古いマンドリン」「葉をそらせる山百合」「ガラス戸の向こうの初夏」
「山頂で撮った写真が遺影となった」「名を知らぬ花、樹、見知らぬ中に生きる」
「幼子の反応を楽しみメロンの苗を植える」「喜怒哀楽を伝える手紙」
2、主な論点:
「受け身の表現は作者の意思が出にくい」「切実感がないのではないか」「整理する必要」
「言葉の選択派適切か」「語順は的確か」「助詞の用法は的確か」「散文的ではないか」
「調子に頼ってはいないか」「説明的ではないか」
3、短歌の学習:
・佐藤佐太郎の歌集『帰潮』の作品のうち
1949年(昭和24年)の作品を15首輪読した。
・そのうち7首は「貧しさ」を主題とし、残り8首は心温まる叙景歌だった。
・作品に主題があるように、歌集の作品群にも、それぞれ主題がある。
4、その他:
・全員が忌憚なく発言して作品を検討した。
・「運河」全国集会の報告をした。
・「運河の会」東京歌会の報告をした。
・「詩人の聲・岩田亨公演」のチラシを二種類配布した。
・「詩人の聲」にかける50首詠が完成した。