岩田亨の短歌工房 -斎藤茂吉・佐藤佐太郎・尾崎左永子・短歌・日本語-

短歌・日本語・斎藤茂吉・佐藤佐太郎・尾崎左永子・社会・歴史について考える

「運河の会」かながわサロン:2013年3月

2013年03月10日 23時59分59秒 | 歌会の記録(かまくら歌会・星座・星座α・運河)
「運河の会」かながわサロン  2013年3月9日(土)於)労働プラザ


1、短歌の素材:

「紅葉の紅とその黒い影」「雨→霙→雪と変わるまに閉ざされる視界」

「樟の葉ごもりに聞く小鳥らの声」「炉のうちに継がれる炭と母の思い出」

「夫なきあとに惣菜作りが上手くなった」「雪玉を作ってミモザの幹を狙って3章2敗」

「多摩川に足を浸した幼児期の記憶」「枯れ芝の上の椿の赤き一輪」


2、議論の焦点:

「言葉に曖昧さはないか」「一瞬を切り取っているか」「結句が浮いてはいないか」

「そもそも文学としての主題がないのではないか」「固有名詞の是非」「文法上の間違い」

「対象が一つに絞れているか」


3、短歌の学習:

・佐藤佐太郎の『帰潮』より、昭和23年の作品から8首を採り上げ、論評した。

・『帰潮・全註』から先月議論となった作品についての資料を配布した。

・佐太郎の「那智の滝」の歌を巡って議論のあったことを示す資料を配布した。

・夏に刊行予定の「斎藤茂吉と佐藤佐太郎」の最終記事を事前に紹介した。



この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 心の新鮮さということ(3) | トップ | 「運河の会」東京歌会:20... »
最新の画像もっと見る

歌会の記録(かまくら歌会・星座・星座α・運河)」カテゴリの最新記事