「星座かまくら歌会」2018年7月6日 於)生涯学習センター
鎌倉は連日の猛暑。にもかかわらず18人が集まった。尾崎主筆は体調の関係で欠席。選者の僕と、星座αの選者、小南さんが全体の講評をした。
素材も、作品の内容も様々だが、かなり完成度の高い作品が集まった。
批評の焦点。
「表現が甘い」「説明的」「言葉が硬い」「一首が最後まで通る様になっているか」
「言葉がモタモタしている」「声に出して読みにくい」「読者に伝わる言葉を使っていない」
「今しか通じない作品」「表現が不自然」「言葉が適切ではない」「言葉がこなれていない」
「語順を変えたらどうか」。
様々な意見が交わされたのち、尾崎主筆の寸評が配布された。ここの寸評を読むと、二人の選者の発言とほぼ一致していて、参加者が驚いていた。
とはいえ、すべての作品に顔がある。佐藤佐太郎の「純粋短歌」に表現のよりどころを持っているが、作品は一律ではない。作者の世界観、感じ方の相違が作品に現れている。
ここが面白いところだ。