「運河の会」東京歌会 2013年 10月 於)早稲田奉仕園セミナーハウス
1短歌の素材:
「口内に弾けるイクラに感じる北の海の味」「水脈を吹く風音とひかり騒立つ湖」
「晩年の幸せを予言した八卦見」「港湾の崩れた護岸」「夜祭の金魚すくい」
「履き癖あらわに積まれた靴の修理屋」「家路地の秋海棠に思うもう一人の姉」
「亡き母の残したドライフラワー」「繁りたつ葉陰に咲いた紫陽花」
「秋の庭の蟷螂」
2・主な論点:
「思い入れが激しくはないか」「大きな景だが言葉が多すぎる」「吾がない」
「言葉を尽くしているか」「言葉が固い」「下の句に言葉が詰まり過ぎている」か」
「大雑把で唐突ではないか」「焦点が絞れていない」「結句に工夫の余地がある」
3、その他:
・長沢元代表の病状が報告された。
・元運営委員の娘が亡くなったことが報告された。
(その足で僕はお通夜に行った)
・傑出した指導者はいないが、研究会の体を為してきた。
・病気で欠席している会員の消息が報告された。