「星座α」第40回歌会 2017年11月17日 於)鎌倉彫会館
早いもので、第40回を迎えた。作品の出来がよくなり、尾崎主筆の批評も厳しくなってきた。それだけ参加者の実力がついてきたということだろう。出詠は22首。全ての作品が俎上にのせられる。
一人が批評し、選者二人が批評、三首終わったところで尾崎主筆が批評する。これが繰り返された。
主な論点。
「素直だが感想文的になるな」「一首の中に主語が二つでは混線する」
「固有名詞は全国に通じない場合がある」「解釈がいろいろ出るのは作品に問題がある」
「言葉の使い方にあちこち破れがある」「作品を声に出すと問題点がわかる」
「連体止めは流れ易い」「情景が浮かぶ」「さりげなく言え、感想を言い過ぎるな」
「読者の立場に立て」「受動態は間接的、直接的に詠め」「短歌は現代詩」
「助詞の使い方に留意」「声に出して言葉の選択を」「印象が一首の中で伝わるか」
「日のもと、水漬くなど戦争を連想させる言葉は避けよ」「場所が明確になるように」
自分だけで納得する歌であってはならない。読者に意味がスッと伝わらない。これを尾崎主筆は「一人よがりの短歌」と呼ぶ。心したいと思う事。
