「星座α」第37回定例歌会 5月15日 於)鎌倉大路ビル
「星座α」第37回歌会。通常は浄妙寺石窯ガーデンで開催されるが月曜日は石窯ガーデンが休みなので会場が鎌倉市街になることもある。今回がそうだった。一人一首の出詠。出席者がひとり講評したあと、選者3人が二人ずつ講評したあと、尾崎左永子主筆が講評。
作品の水準はあがってきたが、表現の工夫の余地はもちろんある。ここで出た講評。
「表現したいことは分かるが、その瞬間がでるといい。」「作者の位置がわからない。」
「説明しすぎ、言葉の省略が必要。」「道具立てが多すぎる。」「定型に収める努力を。」
「思ったことを順にかいても詩にはならない。」
「テレビ映像を外材にすると事実報告的になる。」「印象鮮明になるようにせよ。」
「自分だけがわかってはだめ。他人に伝わる様にせよ。」「百年先に残る作品をめざせ。」
「社会詠は説明的散文的になりやすい。」「連体形で止めるのは表現がしまらなくなる。」
「一般的、個人的抒情になっていないか。」
「固有名詞に頼ると知らない人にはわからない作品になりやすい。」「擬人法が人間的すぎると唐突になる。」
いずれも普段から言われていることだが、実際にはなかなか難しい。僕は選者だが歌会は選者にとっても学習の場だ。
次回は7月15日 石窯ガーデン 13:00より。