岩田亨の短歌工房 -斎藤茂吉・佐藤佐太郎・尾崎左永子・短歌・日本語-

短歌・日本語・斎藤茂吉・佐藤佐太郎・尾崎左永子・社会・歴史について考える

「未来のための合唱」@国会議事堂前

2020年03月22日 10時39分00秒 | 紀行文・エッセイ
「未来のための合唱@国会議事堂前」。

 2018年3月に毎週金曜日の「脱原発」の抗議行動にあわせて始まった。当初は「民衆の歌大合唱」だった。現政権に異議申し立てはしたいが、コールをあげるなどをしないで、静かに意思表示したいという人たちが集まった。

 ここに集まったのは、音楽家、歌声運動にかかわる人、アマチュアの合唱団に所属する人たちである。ゆえに合唱の歌声は首相官邸に向けられる。

 「民衆の歌大合唱」が始まった頃は、社会が大きく動いていた。2018年3月は「森友問題」で証人喚問が行われた。4月は朝鮮半島の歴史的な南北対話が始まり、首都圏でも在日コリアの青年たちが祖国統一への期待を街頭で表現していた。

 「民衆の歌大合唱」2018年4月のFBの投稿には「歴史的になるかも知れない日に、僕たちは歌った」という言葉があった。

 当時歌うのは「民衆の歌」の一番と二番だけだった。それに三番が加わり、「ケサラ」「月桃」「HEIWAの鐘」「真実は沈まない」「命を歌おう」「ヒロシマのある国で」などが加わった。

 いまでは本格的に転調したり、様々な市民運動からの演奏の依頼もある。僕も横浜地裁前の「原発被害の神奈川訴訟」の開廷に当たって、「民衆の歌」を歌いながら原告団にエールを送った。都内のデモの送り出しで歌ったこともある。デモの送り出しの時は、小田急線の神奈川県内から主要駅で、フラッシュモブをもした。

 毎週金曜日だったが、今では毎月第三金曜日の19:30から、国会議事堂南庭で歌っている。この日に合わせて地方から上京する人も少なくない。

 僕の文化活動の一つでもある。




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