岩田亨の短歌工房 -斎藤茂吉・佐藤佐太郎・尾崎左永子・短歌・日本語-

短歌・日本語・斎藤茂吉・佐藤佐太郎・尾崎左永子・社会・歴史について考える

運河の会 かながわサロン 2016年6月

2016年06月27日 15時08分18秒 | 歌会の記録(かまくら歌会・星座・星座α・運河)
運河の会 かながわサロン 6月11日 於)戸塚フォーラム


 運河の会 かながわサロンは少人数の歌会だ。少人数なので一人二首出詠できる。これは少人数ならではの利点だ。歌会2回分の批評が聞ける。少人数がだが参加者がベテランの域に達している。的外れの批評はまずない。


 作者それぞれの独自性もある。かつて「星座」の尾崎左永子主筆が指導的立場にあった時からの伝統で忌憚なく批評するのが身についている。実験作の提示の場、研究会の性格もある。


 僕はフェイスブックのタイムラインの編集を素材とした作品と心理詠を出詠した。フェイスブックを素材とした作品はフェイスブックをやっていない人には伝わらない。詞書が必要だ。一首の独立性が希薄になる。


 改めての発見だった。自分の経験を作品にするのは難しい。客観的に作品を見られないからだ。だからこその歌会、作品批評会が。


 会場の関係で2時間しか時間がない。それだけ討議が密になる。内容が濃いのだ。もう少し時間があれば、佐太郎の作品の合評やテーマを決めての学習会ができる。


 横浜駅付近の会場を探している。


 僕が短歌を本格的に始めたきっかけとなった歌会だ。大切にしていきたいと思う。


 先月と先々月は花粉症が酷く、また体調も良くないので欠席した。久しぶりの出席だが、大変よい刺激を受けた。




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