岩田亨の短歌工房 -斎藤茂吉・佐藤佐太郎・尾崎左永子・短歌・日本語-

短歌・日本語・斎藤茂吉・佐藤佐太郎・尾崎左永子・社会・歴史について考える

「運河の会」二つの歌会:2012年7月(東京歌会・かながわサロン)

2012年07月23日 23時59分59秒 | 歌会の記録(かまくら歌会・星座・星座α・運河)
「運河東京歌会」  於)早稲田奉仕園 7/8


1.題材:

「背丈を越えて咲く立葵」「足病みで観音に祈る」「モノレールの歩廊の鳩」

「若葉の木の下をゆく園児の列」「シングルマザー」「合歓の木の葉の閉じる時」

「水槽の中の水母」「わずかな野菜を売る農家の戸口」「スカイツリー」

「白百合の花」「賜った歌集の中の一首」「卓球の優勝杯返還時の一言」


2・論点:

「言葉の意味が重なっているのではないか」「この表現で読者に伝わるだろうか」

「何が中心かはっきりとしていない」「見たままでいいのだろうか」

「植物学用語を使うのは、いいか?そうでないか?」「余計な表現はないか」

「細か過ぎはしないだろうか」「比喩が効いているか否や」「ルビに無理がある?」


3・来月の事:

 8月は盂蘭盆会の期間だが、定例の歌会は開く。


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 「運河神奈川サロン」 7/14 於)サポートセンター


1・題材:

「夜の里山」「パラグライダー」「力なき蛍」「雨の降る日の木々の息づき」

「子の家族を待ちながら八朔の皮を剥く」「若き日に詠った謡曲」「大仏殿の礎石」

「篠竹のしなやかさ」「滾ち流れて来た水が青く淀む崖下」「紫陽花の花」


2・論点:

「言葉遣いが強すぎるのではないか」「より的確な表現はないだろうか」

「言葉のリズムに寄りかかってはいないだろうか」

「視点はよいが表現の工夫の余地がある」「読者に伝わるだろうか」

「結句が甘い」「表記に工夫の余地はないだろうか」「読者が季節を誤解しないか?」

「主観の入れ方は良いが印象がより鮮明になる工夫はないだろうか」

「花の姿が読者に伝わるだろうか」


3・「帰潮」の輪読会:

・1948年(昭和23年)の作品から15首を読んだ。

・次回は「運河」誌上の『運河往来』を読む。


4・連絡事項:

・来月8月は「お休み」とする。9月の場所を改めて確認した。





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