「星座」かまくら歌会 於)鎌倉婦人子供館 2月7日
1、短歌の素材:
「半身不随の従兄を案ずる歌」「ビル街の夕日の沈む一瞬」「録画された自分の姿」
「かけられた言葉に対する感慨」「立ち枯れ杉の木に感じる諦念」「秘密保護法」
「なごんでいるようで、すれ違う女二人」「街の隙間を流れる川」「早逝の歌人」
「寝ている老犬」「降る雨の激しさ」「若い時にも感じた感慨」
2、歌会の方式:
・ 始めに参加者の一人が、一首を批評する。
・次に自由討論。
・最後に、尾崎左永子主筆が論評する。
3、主な論点:
「単純は難しい」「その作品を声に出して歌えるか」「言葉が詰め切れていない」
「上手い歌ではなく自分しか歌えない歌を」「心理的分析が多すぎる」
「スーッと分かって、ハット感じる歌を」「感想では困る」「景が顕たない」
「短歌は創作である」「上手いが言葉が立ち過ぎている」「技巧が見えすぎる」
「短歌は本当の自分を伝える事だ」「言葉の引き算をせよ」「限定しなければだめだ」
「100年後に残る歌を」「人間や国家を問う時代が来ている」
「生きているからには熱く生きたい」
4、僕の創作活動における位置:
・「運河かながわサロン」「運河東京歌会」「星座α:歌会」に続けてのものである。
・歌会で批評されることは、自分の作品を客観的に見る機会。
・四つの歌会で、自分の作品を客観的に見る機会を増やす。
・「詩人の聲」のプロジェクトで「聲にのせる」ことで最終確認をする。
・歌集を上梓する時も、上記の事を選歌のプロセスと位置付ける。
(故・山内照夫氏は、月に4回の歌会に出ていたそうだ。それに幾文近づけたかと思う。)