横浜市には中学校給食がない。現在実施されているのは「給食」という名前の「業者弁当」だ。これを「デリバリー方式」という。オカズは冷たく不味い。食べ残しが15%に及ぶ。小学校給食の5%の3倍だ。
「温かいオカズが食べたい」という要望は生徒の間でも、市民の間でも大きい。政令指定都市で中学校給食が実施されていないのは横浜市だけだ。それだけでも驚きなのだが、この状態が半世紀近く続いている。
他の都道府県から転居してきた住民は一様に驚く。「学校給食法」で実施が義務付けられているにもかかわらず。
「デリバリー方式」は全国で破綻している。「冷たく、不味く、栄養価に問題があり、アレルギーへの対応もできない」。横浜はその破たんした「デリバリー方式」を導入しようとしている。
学校で調理する方式を「学校調理方式」と呼ぶ。自校で調理する「自校方式」、小学校給食の余力を活用する「きょうだい方式」、小学校給食の余力を活用する「親子方式」この3つを工夫して組み合わせれば、「学校調理方式」は可能だ。3つの合計が84781食分。職員数を含めた需要が78864食分。
需要を上回る供給が可能だ。
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