2月27日、このライブはラプソディーという名のライブハウスで行われた。
出演者は「栗原優with鈴木峻」「竜二」「滝和祥」の3ユニット。
栗原優は「生き方を問う歌」「都会の若見の孤独と夢・苦悩」「未知への挑戦」「窒息しそうな若者」「自分の存在意義」など重い主題の歌を歌った。栗原は自分のことを「僕」と呼ぶ。女性だが男性以上に男性の心を歌っているように感じた。そこに鈴木峻のサックスが加われば、まさに絶唱だ。
竜二は、かなりのベテランと見た。ギターの傷の具合でわかる。女性ファンが多く、トークも絶妙、エンターテイメント性もあった。完成した演奏だった。
滝和祥は、竜二を上回るベテラン。螺鈿がネックに輝く高級ギターの演奏だった。雰囲気を盛り上げる術があり、演奏も歌唱もテクニックが非常に高い。どこかのキャンペーンソングの演奏に選抜されただけのことがある。この日のトリだった。
最後にアンコールに答えて、栗原優、竜二、滝和祥の共演。即興にもかかわらず息があっていた。栗原優と鈴木峻は粗削りの面があるののの研究熱心。これから伸びしろがあるだろう。
それにしてもアコースティックギターはいいものだ。