岩田亨の短歌工房 -斎藤茂吉・佐藤佐太郎・尾崎左永子・短歌・日本語-

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日本政府の「新型コロナ対策」の問題点

2022年02月19日 02時20分15秒 | 政治経済論・メモ
 プリンセスダイヤモンド号から新型コロナウイルスがこの国に上陸してから2年がたった。

 2年といえば、対策を講じる時間が十分にあったということ。しかし日本政府の講じた対策は、はっきり言って「杜撰」だ。

1,なぜ検査の拡充をしないか。検査には抗原検査とPCR検査がある。どちらも「診断力次第で有効」と、感染症の専門医・臨床医として世界的に活躍してきた、神戸大学の岩田健太郎教授はいう。

2,なぜ病床数を増やさないか。大阪では医療逼迫が拡大している。感染者の自宅療養も普通になっている。新型コロナウイルス感染症は、突然重症化する場合も多い。俳優の岡江久美子、コメディアンの志村けん、などは突然重症化して亡くなった。感染者には24時間体制の医療措置が必要だ。

3,病床数を増やすため、屋外の仮設病院を何故建設しないか。海外ではいくらでも例がある。時間も技術もあるはずだ。

4,なぜ医療従事者の人員を確保しないのか、東京オリンピック2021では、医療従事者を国の責任で動員した。新型コロナウイルス感染症たいさくでも出来るはずだ。

5,自粛に対する十分な補償を何故実行しないか。「マイナンバー制度」が普及していないので、迅速な補償・給付金が不可能だという声も聞く。だが海外では健康保険証の番号で給付している国もある。

6,コロナ対策を何故自治体に丸投げするのか。1から4のことは、自治体によって対応が異なる。日本政府が具体的な施策を決定し、自治体には予算の手当てなどをすればよい。

7,なぜ首相自らが、記者会見を頻繁に行って、具体的な施策を、この国の人たちに明確なメッセージとして出さないか。ドイツのメルケル首相は、直接数百回の記者会見をテレビを通じて行った。

*このように海外では普通に行われていることを、何故、日本政府は実行しないのか、理解に苦しむ。*






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