「星座」かまくら歌会かまくら歌会 於)鎌倉生涯学習センター 2014年6月6日
1、短歌の素材:
「桜若葉の輝」「活けた牡丹の色の変化」「津波後の畑の大根」「寺山修司の写真」
「すみ分けている鷺の群」「部屋の中に生き延びてきたエアプランツ」「拡声器の声」
「夏蜜柑に思い出す弟の死」「親類の命日の感慨」「夕暮の柏葉紫陽花と雨」
「花を開く行く紫陽花」「深夜に水を吹く浅蜊」「垣根ごしに見える幼稚園児の帽子」
2、主な論点:
「五感を活かしているか」「オノマトペは一首を軽くする」「余分な言葉はないか」
「伝聞は表現に弱さが出る」「定型の収める努力の必要性」「人名に頼っていないか」
「表現は適切か」「擬人法がわざとらしくないか」「理屈になっていないか」
「言い過ぎはないか」「言い足りなくはないか」「遊びの要素があり過ぎではないか」
「体現止めはどこかにゆるみが要る」「読者に伝わるか」「感想文になっていないか」
「語感が安っぽくはないか」「誰が作っても同じ歌ではつまらない」
3、会の進行:
・一首について数人が批評したあと、尾崎左永子主筆が講評した。
・「詩人の聲・岩田亨公演」のチラシを2種類配布した。
・「詩人の聲」にかける50首詠はほぼ完成した。
・尾崎主筆の発言。「昔は詩人、歌人、俳人の交流の場があったが、現在はほとんどない。」 『詩人の聲』の場を積極的に活用していきたい。
・8月は休会とする。