岩田亨の短歌工房 -斎藤茂吉・佐藤佐太郎・尾崎左永子・短歌・日本語-

短歌・日本語・斎藤茂吉・佐藤佐太郎・尾崎左永子・社会・歴史について考える

「星座」かまくら歌会:2014年6月

2014年06月08日 23時59分59秒 | 歌会の記録(かまくら歌会・星座・星座α・運河)
「星座」かまくら歌会かまくら歌会 於)鎌倉生涯学習センター 2014年6月6日


1、短歌の素材:

 「桜若葉の輝」「活けた牡丹の色の変化」「津波後の畑の大根」「寺山修司の写真」

 「すみ分けている鷺の群」「部屋の中に生き延びてきたエアプランツ」「拡声器の声」

 「夏蜜柑に思い出す弟の死」「親類の命日の感慨」「夕暮の柏葉紫陽花と雨」

 「花を開く行く紫陽花」「深夜に水を吹く浅蜊」「垣根ごしに見える幼稚園児の帽子」

2、主な論点:

 「五感を活かしているか」「オノマトペは一首を軽くする」「余分な言葉はないか」

 「伝聞は表現に弱さが出る」「定型の収める努力の必要性」「人名に頼っていないか」

 「表現は適切か」「擬人法がわざとらしくないか」「理屈になっていないか」

 「言い過ぎはないか」「言い足りなくはないか」「遊びの要素があり過ぎではないか」

 「体現止めはどこかにゆるみが要る」「読者に伝わるか」「感想文になっていないか」

 「語感が安っぽくはないか」「誰が作っても同じ歌ではつまらない」


3、会の進行:

・一首について数人が批評したあと、尾崎左永子主筆が講評した。

・「詩人の聲・岩田亨公演」のチラシを2種類配布した。

・「詩人の聲」にかける50首詠はほぼ完成した。

・尾崎主筆の発言。「昔は詩人、歌人、俳人の交流の場があったが、現在はほとんどない。」                 『詩人の聲』の場を積極的に活用していきたい。

・8月は休会とする。  





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