今だから言いたい事
1、核兵器と原発と
原子力発電所はウランを燃料としている。ウランが核分裂してエネルギーを放出したあとはプルトニウムが生み出される。これが核兵器の材料となる。原発からの撤退の世論が大きくなっているが、核兵器廃絶の意味からも原発からは撤退すべきだろう。
2、原発と原子力空母と
横須賀のアメリカ海軍の空母ジョージワシントンが配備されている。これは原子力空母だが、熱出力60万キロワットの原子炉を2基搭載している。これは首都圏に原子力発電所が存在するのと同じだ。停泊中は、原子炉の運転は停止する。核燃料は崩壊熱を出し続けるので、原子炉の冷却が必要となる。そのために電力供給施設が陸上に作られている。つまり基本的には、福島の原発と同じ構造だ。しかも横須賀周辺には活断層が4本ある。巨大地震が発生する可能性も高い。
(原子力空母の是非を問う住民投票を成功させる会 046-827-2713のパンフレットより。)
3、安部政権の「積極平和主義」について
安部政権が成立して、特定秘密保護法、武器輸出の解禁、集団的自衛権行使可能という憲法解釈の変更と、立て続けに「積極平和主義」が加速してきた。民放のニュース番組では「富国強兵」と表現していた。消費税が値上げされ法人税は減税されている。(これをニュース番組では「庶民は富国強兵に役立たない、大企業は富国強兵に役立つ」と表現していた。)
アベノミクスは、金融緩和、規制改革を実行しているが、総理自らが外国訪問の時に積極的に武器を売り込んでいる。これが、戦前の軍国主義と同質なのは明らかだろう。軍需産業は大きな利益をあげるだろう。しかも「海外の邦人保護、シーレーンの確保・資源の確保」などは戦前と同じ発想だ。
それに対して、家庭の個人消費をあげるような政策は採られていない。国内市場が狭いのだ。戦前の日本がそうだった。そこで海外に市場を求めて戦争が始められた。その結果がどうなったかは、言うまでもないだろう。
4、何故「政治的発言」をブログで公開するか
かつて、「いずみたく」という作曲家がいた。かなりの売れっ子作家だったが、社会問題について積極的に発言していた。作曲家仲間の神津善行が「君は売れているのだから政治的発言はしないほうがいいよ」と言ったところ、「いずみたく」は「それだから君はダメなんだ」と言った。少年時代に耳にしたこの言葉が忘れられない。
特定秘密保護法がこの秋に施行される。その時この記事も非公開にしなければならないかも知れない。
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