「星座」かまくら歌会 2014年9月5日 於)婦人子供会館新館
1、短歌の素材:
「モノレールを降りて街に散り行く人ら」「子と共に超える子午線」「虹を見ての感慨」
「境内の桜は魂と言う僧侶」「翅を拡げ行く昆虫」「視線の先の緑に安らぐ心」
「蛍の光からの連想」「托卵される鶯からの感受」「ビジネスマンから教わった日本語」
「父母、兄弟の亡くなったあとの心境の変化」「日常が非日常となり得る危うさを感じる」
2、主な論点:
「言葉は適切に使われているか」「読者に作者の思いが伝わるか」「大仰な表現はないか」
「俗語を使わず平明にさらりと表現する必要性」「イメージ先行ではないか」「助詞の用法」
「事実報告になっていないか」「作品の主題は明確か」「助動詞の用法は的確か」
「表現の曖昧さと象徴は違う」「俗語も場合によっては活きる」「俗語が合わない場合」
「言葉の工夫はされているか」「助詞の『に』の超出はしつこい」
3、会の運営:
・参加者が全員発言したあと、尾崎左永子主筆が講評する。
・尾崎主筆が出席されるのは久し振りで、「音韻」「韻律」「連作」「語感」「助詞の用法」など不断にまして、多くのことが学べた。
・僕自身の問題。日程を間違えて遅刻をしていまった。だが「詩人の聲」で培った詩歌の批評が自信を持って発言出来た。
・懇親会があったようだが、僕は「詩人の聲」を聞きに、京橋まで急いで引き返した。