岩田亨の短歌工房 -斎藤茂吉・佐藤佐太郎・尾崎左永子・短歌・日本語-

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韓国までを敵国にまわすか?レーザー照射問題

2019年02月05日 16時50分59秒 | 政治経済論・メモ
韓国の軍艦からの自衛隊の航空機へのレーザー照射。軍隊と自衛隊が絡んでいなければ、視界を遮る行為だ。しかし軍隊と自衛隊が絡めば、戦闘行為に及ぶ危険がある。


 軍艦が軍用機にレーザー照射するというのは照準を定めていることとなる。問題は日韓両国の見解がまるで異なるということ。

 日本政府の言い分。「軍艦から自衛隊機にレーザー照射するとは危ないではないか」

 韓国政府の言い分。「自衛隊機にレーザー照射はしていない、遭難船をさがしていただけ」


 その他のも様々な情報が飛び交っている。「韓国軍の兵士の悪戯だ」など。


 こういう場合外交ルートを使ってコンタクトし、外交交渉するのが当然だ。現に韓国政府は、自衛隊機に照射されたというレーザーの周波数を公開するように求めて、その上での対話の申し入れをしている。

 だが日本政府はこれを拒んだ。拒むだけでなく「韓国に断固たる態度を」などという威勢がよく、危ない発言が閣僚からあがっている。


 外交はそっちのけだ。こういうときにこそ外交力がためざれる。外交力がないから軍事的圧力でというのでは如何にも乱暴だ。


 海外に敵を作って支持率を上げる。安倍政権はこれを度々行ってきた。いったんは下落した内閣支持率が回復した。これはナチスの手法だ。


 このニュースを聞いたとき、僕は1931年の盧溝橋事件を想起した。

「中国軍が日本軍に銃撃をした」というのを口実にして、日本軍が中国軍を総攻撃し始め、満州事変がはじまった。これが日本軍の謀略であることは今日では明らかになっている。
 またベトナム戦争でアメリカが介入するために、「アメリカの軍艦が北ベトナム軍に攻撃された」といって戦闘行為を始めたが、これはアメリカが作った虚構だということが判明している。「トンキン湾事件」と言われる。

 ここは直ちに外交交渉を開始すべきだろう。




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