岩田亨の短歌工房 -斎藤茂吉・佐藤佐太郎・尾崎左永子・短歌・日本語-

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体験記:フェイスブックで得た海外の友人

2015年04月29日 23時59分59秒 | 政治経済論・メモ
フェイスブックをタブレット端末に切り替えた。使い方がよく分からず、知り合いに様々質問をし、NTTdocomoの販売店に質問しに行ったのだが、うまくいかない。あれこれ試しているうちに、何とか切り替えができた。

 おそらくその過程で、操作に間違いがあったのだろう。海外の友人が20人ほど出来てしまった。イラク、ヨルダン、カタール、インドネシア、フィリピンと、パキスタンと、イスラム文化圏に住む人たちが、友人となった。

 そこで分かったこと。彼らは敬虔な宗教者だ。必ず宗教的な、絵画や映像が、タイムラインに表示されている。それを幾つかシェアして、僕のタイムラインに表示した。日本の友人たちがコメントをくれる。逆に日本の景色や仏像を、表示すると海外の友人がコメントしてくれる。僕の住んでいる団地には、樹木や花が多い。こういう景色には、中東の友人が興味を持ってくれる。特に岩石砂漠の多い国の友人たちには、評判がよい。


 イラクなどで、戦闘状態が継続しており、傷ましい映像や画像も多い。イラクで人道支援している人の投稿をシェアして並べると、現地の状況がリアルに分かる。これはやはり珍しい例らしく、誕生日のメッセージを送ると質問が来ることがある。特にイラクの友人たちからだ。

 始めのころ、英語でメッセージをおくったら、イラクの友人が「NO,English」とメッセージを送ってきた。アメリカはイラクで戦争をした。多くのイラク人が死んだ。反米感情もあろう。そこでイスラム文字が読めないこと、翻訳機能が使えないので英語でしかコミュニケーションが出来ないことを説明したうえで、僕は戦場の痛々しい画像をシェアし、平和が戻るようにというメッセージを添えておいた。すると、「No.English.」とコメントした友人が英語でメールをくれた。「君はイスラム、スンニ派か」と問われた。前の晩にシェアした画像が特定の宗派独特のものだったらしい。そこで丁寧に答えた。

 「日本には仏教の様々な宗派がある。けれどそれを気にする人はほとんどいない。これが日本的スタイルなんです。」

 彼の答えを待った。「私もそう望みます。」イラクで宗派対立がどの程度あるのか正確なところはわからない。しかし宗派対立による抗争が、すべてのイラン人にあるものではない。対立の解消を願う人もいるのだと確認できた。理由はどうあれ、武力紛争のないことを願い、平和を求める気持ちは、世界共通なのだ。

 「イラクになぜ友人を求めるのか」という質問のにはこう答えた。

 I am a Japanese. Japan send Japanese Army to Iraq. But I was against. I hope
friendship between Iraq and Japan. So I want have many facebook friebds in Iraq.

 「日本はイラクに軍を送りました。でも私は反対でした。私はイラクと日本の友好を望みます。だからイラクにフェイスブックの友人が欲しいのです。」

 これで納得してもらえる。もう一つ思いがけないことがある。短歌や現代詩の、記事に海外の友人たちが興味を示してくれることだ。こういう気持ちも世界共通なのだろう。こういう投稿を読んで、今では海外から、友達リクエストが届くようになった。

 また沖縄の辺野古に、中東のラジオ局、アルジャジーラが取材に来ている。沖縄の問題に詳しい人によると、沖縄には、中東に派遣されるアメリカ軍の部隊がいて、中東にとっては、沖縄という言葉が恐怖を呼んでいるという。沖縄は日本。ということは日本が、中東に恐怖を与えていることになる。考えるべき問題だと思う。

このブログを訪問するのは一日300人くらい。それに海外の友人がフェイスブックを通して、閲覧するので、一日400人を越える日も珍しくなくなった。これも思わぬことの一つだ。




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